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卓越した指導を行うICU看護師の指導技能の解明とシナリオ型動画教育教材の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K10606
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関名古屋女子大学 (2023)
名古屋市立大学 (2020-2022)

研究代表者

中神 克之  名古屋女子大学, 健康科学部, 教授 (20551237)

研究分担者 明石 惠子  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20231805)
山内 豊明  放送大学, 教養学部, 教授 (20301830)
吉川 尚美  四日市看護医療大学, 看護医療学部, 講師 (50761889)
大野 美香  独立行政法人国立病院機構(名古屋医療センター臨床研究センター), その他部局等, 副看護師長 (80825232)
森本 浩史  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40845567)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード看護師 / ICU / 育成 / 指導 / ICU看護師 / 技能
研究開始時の研究の概要

ICU看護に必要な技能を備えた若手看護師を増加させるには、質の高い指導を行える看護師の育成が必要である。指導者育成方法は、指導初心者に院内研修等で指導理論・方法等の指導技術を学ぶ機会を与え、指導経験を通じて指導実践能力である指導技能を培う方法が多い。しかし、この方法は新人の学習・成長を促進させにくく、指導者も指導技能を学ぶ教材が十分でないため自己学習しにくいという課題がある。そこで指導技能教材となる指導熟達者の具体的な指導方法や困難の解決方法等の指導技能とその指導効果を明確化し、指導初心者が指導技能を自主的に学び習得できるユビキタスなシナリオ型の動画教材の開発を行うこととした。

研究実績の概要

本研究目的は、ICUに勤務する指導経験1年未満の看護師(以下指導初心者)と、ICUの同僚看護師から卓越した指導技能をもつ看護師(以下達人指導者)の指導技能を比較し、達人指導者の指導技能とその指導効果を質的帰納的に解明することであった。本研究は、研究進捗状況が遅れていた。その原因としては、COVID-19によりICU看護師へのデータ収集の許可がおりず、データ収集が遅れたためであった。R5年度はCOVID-19による影響も落ち着いてきたため、収集した15名分の質的インタビュー・データの分析を行った。分析はSCAT(Steps for Coding and Theorization)を用い、分析支援ソフトMAXQDA使用した。分析方法は、最初に逐語録を作成し、それを切片化した。次に、それを十分に読み込み、ICUに勤務する指導初心者の指導困難場面や困難事例に焦点を当て、その具体的な困難内容や特徴、対象方法についてラベル名をつけた。意味・内容の類似性に着目してラベル名を統合しサブカテゴリー・カテゴリーを形成した。
以下が主な結果である。高度な治療や技術を求められるICU環境下では、重症患者を担当しながら同時に新人看護師指導を行わなければならない困難があった。また、指導初心者は指導に不慣れなため指導方法に自信がなく、ICUのクリティカルな状態の患者の病態や治療等について十分に理解できるように指導できたという実感がなく、新人看護師の理解度や成長をあまり実感できずにいた。さらに、新人看護師との人間関係の保ち方や社会人としてのマナーの教育を行う点にも困難を感じていた。これら困難への解決法としては、先輩や師長等へ指導方法を相談して、そのアドバイスを参考にしていた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究は、研究進捗状況が遅れていた。その原因としては、COVID-19によりICU看護師へのデータ収集の許可がおりず、データ収集が遅れたためであった。

今後の研究の推進方策

R6年度は分析結果を学術集会や論文として発表していく予定である。また、この結果と同僚看護師から卓越した指導技能をもつ看護師(以下達人指導者)の指導技能を比較し、達人指導者の指導技能とその指導効果を質的帰納的に解明していく。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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