研究課題/領域番号 |
20K10623
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 甲南女子大学 (2023) 森ノ宮医療大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
小西 由起子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (70802958)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 組織社会化 / 再就職 / 学習 / 看護師 / 適応 / 社会化戦術 / プロアクティブ行動 |
研究開始時の研究の概要 |
病院等の医療機関を退職した看護職者の約6割は退職後1年以内に再就業している。離職期間の短い看護職者は新人を一から教育するのとは違い即戦力となる。しかしどれほど高い実践能力を持っていたとしても、新しい環境で働くことは一時的に看護実践能力を低下させ、わかっているのにできないことに対する挫折感を味わっている。本研究はこのような再就職看護師の組織適応への課題について探求し、組織社会化における社会化戦術やプロアクティブ行動がどのように再就職看護師の学習の促進に影響するのかを明らかにする。
|
研究実績の概要 |
組織への新規参入者が組織に適応していく過程は「組織社会化」と呼ばれ、Ashforthら(2007)は、組織への適応には、組織からの社会化戦術と個人のプロアクティブ行動が個人の学習に関連するという「組織社会化の統合モデル」を構築している。このモデルを援用し、再就職看護師がいかにして組織に適応していくのか、そのメカニズムを明らかにすることが本研究の目的である。 研究の第一段階として、再就職者が組織に参入後に新たに学習する内容に焦点をあて、その到達度を図るべく学習尺度を開発した。 次の段階として、社会化戦術やプロアクティブ行動が組織社会化にむけた学習の促進に与える影響について、再就職看護師100名を対象としたパネル調査を実施する予定である。 1年間にわたって同じ対象者を経時的に調査することで、変化した対象と変化しなかった対象との識別ができ、2つの集団を区別する特性を検証できると考えている。社会化戦術尺度、プロアクティブ行動尺度、および「再就職者の組織社会化にむけた学習尺度」を用いて無記名自記式質問紙調査を実施する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年~2023年にかけコロナウイルスの感染拡大に伴い、看護職員との接触が困難となり予定していた時期にパネル調査が実施できなかったため、進捗が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
遠隔で研究が進められるよう、インターネット調査に切り替える。
|