研究課題/領域番号 |
20K10630
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 九州大学 (2022-2023) 名古屋大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
岡崎 研太郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (90450882)
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研究分担者 |
蓮 行 京都大学, 経営管理研究部, 特定准教授 (10591555)
直井 玲子 東京学芸大学, 教育学部, 研究員 (00734295)
園部 友里恵 三重大学, 教育学部, 准教授 (80755934)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | インプロ(即興演劇) / 医学教育 / 演劇 / コミュニケーション / インプロ / 行動医学 / 医療者教育 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、諸外国ではインプロ(即興演劇)の手法を活用した応用インプロが医療系学部における行動医学分野の学習に適するという報告が多く見られる。そこで、日本の卒前医療者教育において、コミュニケーション力や共感力等の行動医学的テーマをワークショップ形式で学ぶ、インプロを活用した教育プログラムの開発を企画した。プログラムはまず看護学生を対象に実施し、フォーカスグループや質問紙調査によって効果を評価し、アクションリサーチの手法を用いて改良していく。完成したプログラムは、多職種連携教育や専門職連携実践への発展を視野に入れている。
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研究成果の概要 |
コミュニケーション能力の涵養に焦点を合わせ、インプロ(即興演劇)を用いた医療系学生向けプログラムを開発した。このプログラムを、選択必修科目「コミュニケーション入門」として開講し、インプロに造詣の深い教育学の教員とインプロ経験のある医学教育教員が協働して実施することができた。受講した医学部生の満足度は高く、自分自身の「コミュニケーション力」、「共感力」、「ウェルビーイング」、「チームビルディング力」、「リーダーシップ力」を高めるのに役立つという回答が多数を占めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、インプロ(即興演劇)を用いた医療系学生教育の実践は、ほとんどが北米からの報告に限られていた。しかし、本研究により、日本でも同様の実践が可能であり、受講した学生に対して遜色ない効果を与えることが明らかになった。 今後、同様のプログラムを広く実施していくことで、臨床現場でのコミュニケーションスキルが向上した医療系学生が増加し、患者にもメリットとなることが期待される。
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