研究課題/領域番号 |
20K10633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 札幌保健医療大学 (2023) 札幌市立大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
藤井 瑞恵 札幌保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (20331192)
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研究分担者 |
古都 昌子 鳥取看護大学, 看護学部, 教授 (00602583)
山本 勝則 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (10240087)
中村 恵子 札幌市立大学, 看護学部, 専門研究員 (70255412)
樋之津 淳子 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (90230656)
武冨 貴久子 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (80543412)
森川 由紀 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (80438423)
田仲 里江 札幌市立大学, 看護学部, 助教 (40613683)
村松 真澄 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (50452991)
栗原 知己 札幌市立大学, 看護学部, 助教 (00910035)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 継続教育 / 中堅看護師 / リカレント教育 / ネットワーク / コンソーシアム |
研究開始時の研究の概要 |
少子高齢化等に伴う保健医療マンパワーの需要増加、地域のニーズに対応した医療職の人材育成が求められている。本研究では看護基礎教育機関と医療施設の共同体である‘看護コンソーシアム’を活用し、これまで実施してきた看護職の継続教育を評価、統合し新たな汎用性のあるプログラムを構築する。過去4年間に、北海道の医療施設が密集する札幌圏と大学、少子高齢化や過疎化が進み近郊に大学等の教育施設が少ない北海道東部(以下道東)圏と大学においてそれぞれ、実践家と共に中堅看護師研修を実施してきた。その内容を洗練させ、次世代の医療や教育に適用し、将来的にはリカレント教育に対応できる中堅看護師研修プログラム構築を目指す。
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研究成果の概要 |
看護コンソーシアムとして札幌と北海道東部の医療施設と大学で実施してきた中堅看護師研修を洗練させ,組織横断的に大学のリソースを活用し,有機的に連携しながら,共に看護職を育て合う継続教育プログラムの構築をめざした.中堅看護師研修をリカレント教育の一環と捉え文献調査を踏ま中堅看護師にリカレント研修へのニーズ調査を実施した. 主体的・自律的な態度で,参加者同士の討論から刺激を受け,考察を深める学習方法を志向しテーマとして倫理を望んでいた.モデル研修を「実践の問い直しから臨床倫理を考える」とし,オンラインで講義,事例検討,アクションプランの策定と,3か月後の実践報告で構成される研修を実施した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中堅看護師の研修テーマとして臨床倫理は,病床数や病院で標榜する診療科,病院の特徴などを問わずどのような医療現場でも遭遇する課題であった.研修ゴールを倫理的感受性を高めることとし,実践でのアクションプランを自ら設定し,評価する研修方法は,実践と結びつき,中堅看護師の学びの特性を生かしたものであり,有用であった. 今後の課題はコロナ禍の影響もあり,ネットワークの看護教育担当者や施設管理者との意見交換の時間が十分にとれなかったことである.今後とも教育機関と医療施設が協働して,地域の次世代を担う中堅看護師の育成の役割を共有し,さらにプログラムを発展させることが望まれる.
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