研究課題/領域番号 |
20K10634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 青森県立保健大学 |
研究代表者 |
村上 眞須美 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (40457742)
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研究分担者 |
大崎 瑞恵 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (70525948)
清水 健史 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (80438077)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 看護職 / 仕事と生活の調和 / マネジメント / コンピテンシー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、看護職の仕事と生活の調和を実現し、成果につなげるために必要なトップマネジャーのマネジメントのあり方を明らかにし、このコンピテンシーを測定するための尺度を開発することである。研究者は、「看護職の仕事と生活の調和実現ど尺度」を開発した。成果とは、良いケアにつながると考えられる看護師の自律性であることが明らかとなり、それは組織コミットメントや組織市民行動(組織に貢献する行動)が関連していることがわかった。そこで、これらを高めるためのマネジメントのあり方が明らかになれば、看護職の労よ堂環境改善と看護の質向上に寄与することができる。
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研究実績の概要 |
本研究は、看護職の仕事と生活の調和を実現し、成果につなげるために必要なトップマネージャーのマネジメントのあり方を明らかにし、そのコンピテンシーを測定するための尺度開発を目指している。この研究の前提として、病院の勤務状況やマネジメントのあり方が通常の状況であることが必要である。2020年から世界にまん延した新型コロナ感染症の影響で、看護職の働き方や看護管理者のマネジメントは通常とは大きく変化した。臨床で働く看護職は疲弊し、看護管理者も対応に振り回された。また、感染対策のために自宅に帰ることができない看護師もおり、仕事と生活の調和実現とはかけ離れた現状であった。このような状況から、2021年度は必要なデータを収集することができないと判断し、研究者のホームページからアンケートの回答できるように準備をした。2022年度は、ワクチン等の普及に伴い重症者が減少し臨床も落ち着くのではないかと考え、量的調査の準備を進めた。研究倫理審査委員会の承認を受け調査依頼を行ったが、感染対策を理由に必要数の協力者を集めることができなかった。対象施設10施設(各施設看護師100名)に依頼し、許諾を得たのは1施設20名であった。2023年度に、追加で調査依頼を行う予定である。新型コロナ感染症の取り扱いが変わることから、実施可能であると考える。 海外でのインタビューについても、新型コロナ感染症による行動制限で延期していた。フランスの病院の看護管理者を対象にインタビューを計画し準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナ感染症対応により、調査対象である病院で働く看護師と看護管理者が調査協力できない状況であったため。また、海外での調査は行動制限があったため。
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今後の研究の推進方策 |
計画よりも大きく遅れているが、新柄コロナ感染症の取り扱いが変わったことから、通常の勤務状況が戻ってくると考える。国内の量的調査の準備は整っている。また海外のインタビュー調査も交渉中である。
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