研究課題/領域番号 |
20K10643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 (2023) 日本赤十字秋田看護大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
山田 典子 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10320863)
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研究分担者 |
兵頭 秀樹 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (30306154)
的場 光太郎 北海道大学, 医学研究院, 教授 (00466450)
斎藤 和樹 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 准教授 (50289766)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | Nursing Record App / Disaster / Forensic Nursing / Digital Transformation / bereaved families / ICT / 看護記録アプリ / 災害 / フォレンジック看護 / DX / 看護記録 / 遺族ケア / 遺留品アプリ / 記録ツール / 遺体安置 / 遺族 / 観察介入ツール / 支援 / 観察記録 / 遺族支援 |
研究開始時の研究の概要 |
災害遺族支援は、急性期の情報提供が主であり、継続的な観点からの支援について十分な知見が全国に周知されていないため、災害により遺族となった方々への支援の実態把握をする。①「被災地域20歳前後学生の健康度実態調査」では、心の健康とソーシャルネットワークは遺族と遺族ではない者で差があること、②「被災者遺族支援の調査」では遺族のニーズ、遺体と対面する遺族へのフォレンジック看護支援とは何かについて検討する。
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研究成果の概要 |
COVID19パンディミックと重なり計画通り進められない時期もあったが、研究チームの協力を得て代わりとなるデータ収集を行った。2年目より臨床心理士の齋藤和樹准教授をチームに加え、これまで遺族支援へ携わって来た心理職や精神科医から遺族支援の実態について情報を得た。これらの結果をもとに遺族支援の際に活用できるフォレンジック看護記録ツールを開発した。そのツールを用い、法医学者や異状死体に関わる刑事、看護学生らに記録に関する改善点等の意見をいただいた。 これらをもとに遺族支援のケアに活用できる「みとり、みまもり、家族支援記録、アプリ MiMoKA みもか」を完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疾病が原因となる死と比べ、死の特徴が異なる災害や事故で死別体験した遺族を対象としたケアに関する研究は少なく、看護記録もない。遺族の有病率や自殺率は高く、根拠に基づく看護を提供するために、遺族支援に活用できる「みとり、みまもり、家族支援記録、アプリ MiMoKA みもか」という、フォレンジック看護記録を開発した。この記録システムは、パスワード付きのタブレットで個人情報を保護し、大規模災害や戦争等での大量の遺体情報を記録できる。一つの端末に3,000件保管できる。 フォレンジック看護記録は、個人の特定に必要な情報を提供し、死亡診断書に反映できる。かつ、遺族への説明に活用しケア提供へ繋げられる。
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