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深部損傷褥瘡における自然リンパ球の炎症調整機構を活かす看護ケア方法の開拓

研究課題

研究課題/領域番号 20K10654
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関山形大学

研究代表者

松田 友美  山形大学, 医学部, 教授 (90444926)

研究分担者 石田 陽子  山形大学, 医学部, 准教授 (60322335)
菅野 恵美  東北大学, 医学系研究科, 教授 (10431595)
三浦 奈都子 (小山奈都子)  岩手県立大学, 看護学部, 教授 (40347191)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 完了 (2024年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード褥瘡 / 創傷治癒 / DTPI / ILC3 / 腸管粘膜上皮細胞 / 細胞間結合蛋白 / occludin / claudin2 / RORγt / 腸管 / 深部損傷褥瘡 / DTI / ILC3 / マクロファージ / サイトカイン / 圧迫創 / 自然リンパ球 / 炎症
研究開始時の研究の概要

本研究は、生命を脅かす激烈な炎症を惹起する深部損傷褥瘡(Deep Tissue Pressure Injury: DTPI) 初期の炎症を調整する看護ケア方法を開拓する研究である。
自然リンパ球(innate lymphoid cell: ILC) のILC3は、炎症の初期応答や上皮系の恒常性維持の役割を担うことから、感染がないDTPI早期の炎症調整に関連する可能性が高い。そのため、ILC3の炎症調整機構を活用し、1) DTPI発生初期のILC3の炎症調整機構と創傷治癒への影響、DTPIと腸管のILC3との関連を解明し、2) 1) DTPIの炎症を調整する看護ケア開拓を目指すことである。

研究成果の概要

本研究の目的は深部損傷褥瘡(Deep Tissue Pressure Injury: DTPI)発生機序を解明を通し適切な炎症を誘導する初期対応の看護ケア開拓である。
皮膚に創作製したマウスのILC3マーカーのRORγt陽性細胞と腸管局在との相関をみたが、創中心部のILC3局在性は確認できなかった。しかし、腸管のRORγt陽性細胞も創作製直後から増加、漸減した。腸管の細胞間結合蛋白は創傷の一時癒合の完了に関連し物理的バリア機能を担うoccludinが経日的に増加、栄養吸収に関わるclaudin2は維持された。創の治癒は腸菅へ影響を与える可能性から創傷治癒を調整する看護介入の方策に応用したい。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究はILC3マーカーのRORγt陽性細胞の皮膚と腸管の局在と相関をみた。圧迫創中心部のILC3局在性は明確にできなかったが、皮膚の受傷は腸管の粘膜上皮細胞の結合を示す結合蛋白への影響を与えていた。特に、創傷の真皮や結合組織の修復時期以降にclaudin2が増加しており、腸管の形態・機能は創の治癒過程に必要なエネルギー吸収路が確保される可能性を明らかにした。さらに腸管粘膜上皮のILC3の免疫細胞数も増減したため、保護するケアとして創傷治癒等に必要な栄養吸収や、免疫力を上げる方策の開拓につながると言える。以上は、看護ケア上の根拠ともなり得る成果であり、学術的にも社会的にも意義があると考える。

報告書

(6件)
  • 2024 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2026-01-16  

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