研究課題/領域番号 |
20K10655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
中村 美香 群馬大学, 大学院保健学研究科, 講師 (10644560)
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研究分担者 |
近藤 浩子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (40234950)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 医療安全 / 若手看護師 / リスクファクター / ツール / 看護師 / 患者安全 / 自己診断 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国の医療機関で発生するインシデントは、経験年数3年未満の看護師が関与するものが多くを占め、若手看護師の医療安全対策は重要な課題となっている。若手看護師のインシデントの発生には、若手ならではの特徴があるため、その特徴に即した予防策が必要となる。本研究の目的は、若手看護師がインシデントのリスク要因を自己診断するツールを開発し、リスク要因を自己認識することによって予防策の実施に役立てることを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、若手看護師のインシデントのリスク要因を自己診断できるツールを開発することである。ツールの開発は、これまでの自身の研究で用いた質問項目と新たに探索的にデータ収集したものを用いて作成する計画である。そのため、2021年度から研究対象施設を選定して、データ収集のための準備を開始していた。 2022年度には、データ収集について検討する過程で、ツールの枠組みを再考する必要があると考え、若手看護師のインシデントのリスク要因について再検討した。具体的には、予備研究で調査したインシデント発生時の看護師自身の状況についての調査データを再分析した。看護師経験年数別で比較した結果、インシデント発生時の職務環境の多忙さの得点は、若手看護師が中堅・ベテラン看護師に比べて有意に高いといった特徴があることが明らかになった。若手看護師の職務環境の多忙さに焦点を当てて、ツールを作成する方針とすることについて再確認した。若手看護師の職務環境の多忙さやその影響要因を把握する方法を検討するために、認知心理学および人間工学などにおける多忙さに関連する最新の知見を収集して、文献検討を行った。レジリエンスエンジニアリングの視点として、エラーの数を限りなく減らすことを目指すSafety-Ⅰの視点に加えて、成功の数を増やすことを目指すSafety-Ⅱの視点を本研究に取り入れてツールを作成することが可能であるのか検討した。また、研究協力者と若手看護師の職務環境の多忙さの実態を把握するために意見交換を行った。研究対象施設にも、再度、研究協力の依頼を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本務が多忙であることや、研究計画を再考するために時間を要したこと、コロナ禍であったことで、研究に遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
2023度は、データ収集・分析を完了し、ツール作成を目指す予定である。
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