研究課題/領域番号 |
20K10680
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武村 雪絵 東京大学, 医学部附属病院, 看護部長 (70361467)
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研究分担者 |
國江 慶子 東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (80748898)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 看護管理 / 看護職 / 離職 / 質指標 / 組織運営 / エンプロイアビリティ / デルファイ法 / 指標開発 / 看護師 / 退職 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、退職者個人、組織、潜在的雇用先の3つの立場から総合的に看護職の退職の影響や価値を評価して退職を類型化した上で、退職に関する新たな指標を開発し、看護管理の質指標として用いることの妥当性及び実用性を検証する。開発した指標は、各組織が自組織の状態をより的確に把握したり、ターゲットを明確にした退職予防策を検討したり、人材輩出など組織が担っている機能を積極的に評価するなど、看護管理実践や看護管理学研究への応用が期待される。
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研究実績の概要 |
本研究は、個人・組織・潜在的雇用先の立場から離職を総合的に評価する離職指標を開発し、看護管理の質指標としての妥当性・実用性を検証することを目的とする。はじめに、文献検討により抽出したアイテムプールを専門家インタビューにより追加・修正し、看護職の離職が組織に及ぼす影響として考慮すべき項目を選択した。これらの候補項目から実際に評価指標に組み入れるべき項目を明らかにするために、政令指定都市及び東京都23区から病床数で層化無作為抽出した712病院で勤務する看護管理者を対象にデルファイ調査を実施した。その結果に基づき、「離職の影響」「看護管理上の重要性」の双方に51%以上の同意が得られた36項目を評価項目として選定した。探索的因子分析の結果、「看護ケアの質」「看護職員の心身の健康」「看護職員の労働負荷・労働状況」「看護職員の関係性」「看護職員の役割意識・責任感」「代替人員の採用に伴うコスト・ベネフィット」の6因子が抽出された。一方、看護職の離職の潜在的雇用先にとっての価値は、2020年度に医療介護施設の採用判定者を対象に調査を実施し、既卒看護師を採用する際に重視する要素とその重みづけの違いを施設種類ごとに明らかにした。2022年度はこれらの結果の一部を国内学術集会及び国際誌において公表した。2022年度は、病院看護管理者に研究協力を依頼し、離職の影響を実際に評価する計画であったが、新型コロナウイルス感染症流行拡大で看護職の休務者が多く発生したことから、離職の影響を休務の影響と区別して評価するのは困難だと考え、調査は次年度に延期することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度までは順調に研究を進めていたが、2022年度は新型コロナウイルス感染症流行拡大により病院で看護職員の休務者が多く発生したため、これらの影響と区別して離職の影響を測定することが困難であった。そのため、病院看護管理者対象の調査を次年度に延期することとした。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きオンライン調査を活用し、研究協力依頼のタイミングを配慮しながら研究を遂行する。
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