研究課題/領域番号 |
20K10689
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
佐々木 杏子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (10793325)
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研究分担者 |
桑本 暢子 (大久保暢子) 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20327977)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 持続可能性 / イノベーション / 看護技術 / 普及と実装科学 / EBI / EBP / 実装 / マルチレベル構造方程式モデリング / プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
これまでの知見を統合し、看護師・看護管理者等を対象とした、革新的看護技術の実装に影響する因子を特定するための質問紙を開発し、医療施設にて調査を行う。 それにより、未だ明らかになっていない革新的看護技術の実態を明確化し、実装に最も影響する因子の特定・因子間の構造を明らかにする。 研究成果は様々な革新的看護技術の実装に貢献し、また革新的看護技術実装に影響する因子を測定する尺度開発へと進行することが期待できる。
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研究成果の概要 |
本研究は、根拠が明確であり臨床上の効果がある看護技術・プログラムを「看護イノベーション」、看護イノベーション導入に向けた取り組みが終了した後、それが継続し効果が持続するプロセスを「持続可能性」と定義し、持続可能性に影響する要因と要因間の関連を明らかにし、持続可能性を高める方略の基礎資料となることを目指した。 急性期病院において、看護イノベーションである背面開放座位を対象とし、量的横断的記述研究を実施した。個人・病棟全体における持続可能性の影響要因と、要因間の関連を明らかにした。実装リーダー・スタッフ、看護師長の役割を明確化し、持続可能性を促す方略を示唆することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの普及や実装に関する先行研究は、導入・採用時のプロセスに着目し、その要因を明らかにする研究が中心であった。導入後の継続プロセスを持続可能性とし、持続可能性とその影響要因の関連と構造を明らかにし、最も影響する要因・要因間の関連を明らかにした本研究は新規性に富む研究である。 本研究の成果をもとに、導入早期から持続可能性を見据えた方略を実践することで、看護イノベーションが提供され続け、患者の安全性・生存率向上や患者・家族・看護師自身の満足度の向上、ヘルスケアコスト削減に影響を及ぼすと考える。
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