研究課題/領域番号 |
20K10697
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 名古屋大学 (2021-2022) 岩手医科大学 (2020) |
研究代表者 |
秋山 智弥 名古屋大学, 医学部附属病院, 教授 (40310487)
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研究分担者 |
井川 順子 京都大学, 医学研究科, 看護部長 (10817901)
秋山 直美 岐阜保健大学, 看護学部, 講師 (20636534)
武村 雪絵 東京大学, 医学部附属病院, 看護部長 (70361467)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ジェネラリスト看護師 / クリニカルラダー / CBT / 地域包括ケアシステム / 臨床実践能力 / 看護師 / ジェネラリスト / 項目応答理論 / キャリアラダー |
研究開始時の研究の概要 |
少子・超高齢社会の到来を前に病院完結型医療から地域完結型医療への転換が図られ、看 護職の活動の場も病院から地域へ流動することが求められている。ジェネラリスト看護師の臨床実践能力を判定するツールとして、2015年~2018年の本補助金(若手研究B)を得た研究分担者らとともに、項目応答理論に基づくコンピューター式テストを開発した。本研究では、本システムをインターネット式テストに改良し、回復期病院や介護施設、訪問看護ステーション等を含む、様々な療養の場で働く3千人の看護師からデータを集め、汎用性のあるツールとして完成させ、看護職の流動化に役立てる。
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研究実績の概要 |
開発済みCBTに追加搭載する在宅・慢性期領域の新問題の作成にあたり、新型コロナウィルス感染症蔓延の継続的な影響によって大幅な遅れが生じたため、作成方針を見直した。また、地域包括ケア時代におけるジェネラリスト看護師がより一層備えておくべき資質として、新たに浮上してきた感染症対応や新興感染症蔓延時における地域との連携、重症患者への対応やタスク・シフト/シェアの推進に伴う医師の包括的指示、特定行為、看護補助者との協働等に関しても追加すべき新問題について作成方針を検討した。 今年度の具体的な研究実績は以下の通りである。 1) 看護師のクリニカルラダー判定の根拠となる臨床判断能力の評価にあたり、病院における誤飲・誤嚥・窒息に関連する要因分析を行い、論文化した。また、緊急入院時の情報取集場面における看護師の状況認識の構造化の試みについて学会発表を行った。 2) タスク・シフト/シェアの推進に伴う看護補助者との協働について論点を整理するとともに、追加すべき新問題案を作成した。 3) 令和4年度診療報酬改定で新設された感染症対策や重症患者対応、タスク・シフト/シェアの推進に伴う医師の包括的指示や特定行為等、ジェネラリスト看護師が理解しておくべき知識を整理し、追加すべき新問題案を作成した。 以上、2022年度の主な研究実績の概要を報告する。研究期間を延長し、2023年度も引き続き研究を進めると共に、併行して結果を公表できるよう、尽力する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症蔓延の継続に伴い、医療機関へのアプローチが未だ難しくなっていることから、計画が大幅に遅れている。特に、在宅・慢性期領域の協力者を得ることが難しく、追加問題作成の方針を見直した。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画を修正し、インターネット調査を2023年度中に完了する予定で作問を進めてきたが、在宅・慢性期領域の追加問題作成が大幅に遅れているため、2023年度に新たなに協力者を募り、CBTに搭載する新問題の2023年度中の完成を目指す。
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