• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

副看護師長を対象としたレジリエンス向上プログラムの開発と活用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K10703
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関千里金蘭大学 (2023)
神戸女子大学 (2020-2022)

研究代表者

小林 麻衣  千里金蘭大学, 看護学部, 講師 (60847151)

研究分担者 中岡 亜希子  神戸女子大学, 看護学部, 教授 (60353041)
澁谷 幸  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (40379459)
笠松 由利  大手前大学, 国際看護学部, 准教授 (50823564)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードレジリエンス / 管理者教育 / プログラム開発
研究開始時の研究の概要

研究者はこれまでに、レジリエスの高い副看護師長の特徴とレジリエンスへの影響要因、副看護師長のレジリエンスの実態を明らかにしてきた。本研究では、これまでの研究を基に副看護師長のレジリエンス向上プログラムを開発し、プログラムを実施・評価することにより活用可能性を明らかにすることを目指す。研究の計画は次の通りである。
1) 副看護師長のレジリエンス向上プログラムを開発する。
2) 開発したプログラムを実施・評価し、プログラムを修正する。
3) 修正したプログラムを実施・評価し、今後の副看護師長の継続教育におけるプログラムの活用可能性を検討する。

研究実績の概要

本研究の目的は、副看護師長のレジリエンス向上プログラムを開発し、プログラムを実施・評価することにより活用可能性を明らかにすることである。研究計画は、第1段階「レジリエンス向上β版プログラムの開発」、第2段階「開発したβ版プログラムの実施・評価、および修正」、第3段階「修正版プログラムの実施、および評価と活用性の検討」で構成しており、2023年度は第2段階の「β版レジリエンス向上プログラムの評価」に取り組んだ。
2022年度は、近畿圏内の一般病院11施設に所属する副看護師長38名を対象に2022年9月~2023年1月の期間でレジリエンス向上プログラムを実施し、31名が全ての研修を受講した。2023年度は、2022年に実施したレジリエンス向上βプログラム前後の無記名調査(研修開始前、研修直後、6ヶ月後[2023年7月]、12ヶ月後[2024年1月])が全て終了し、その結果を分析した。分析の対象は、5回全ての研修を受講した31名のうち、全4回の調査に回答した23名であった(回収率74.2%、有効回答率100%)。分析の結果からβ版プログラムは、副看護師長のレジリエンス向上に一定の効果があることが示された一方で、困難な状況においても物事を柔軟に捉える思考を培うプログラム内容等を再検討する必要が示された。
2024年度は、調査結果を踏まえてβ版プログラム修正し、修正版レジリエンス向上プログラムを実装する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究を開始した2020年度より、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で職務が多忙となり、プログラムの開発が遅れた。加えて、本研究は臨床で働く副看護師長を対象としたプログラムであり、新型コロナウイルス感染症が蔓延している状況下での実施は困難であったことから、プログラムの開始時期が予定より遅れた。
2022年度にβ版プログラムを実装して以降は、概ね順調に経過している。

今後の研究の推進方策

2024年度からは、第2段階のβ版プログラムの調査結果を分析して修正を加えた修正版レジリエンス向上プログラムを実装する予定である。具体的には、研究への同意が得られた副看護師長を先行介入群と待機群に分けてプログラムを実施し(準ランダム化比較研究)、その結果を評価することでプログラムの活用可能性を検討する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023 2022 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 看護師長からみた副看護師長に必要とされるレジリエンス2024

    • 著者名/発表者名
      小林麻衣
    • 雑誌名

      日本医学看護学教育学会誌

      巻: 32(2) ページ: 9-18

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 手術看護の経験が看護師のキャリア発達に及ぼす影響2020

    • 著者名/発表者名
      小林 麻衣, グレッグ 美鈴
    • 雑誌名

      日本看護科学会誌

      巻: 40 号: 0 ページ: 187-195

    • DOI

      10.5630/jans.40.187

    • NAID

      130007937022

    • ISSN
      0287-5330, 2185-8888
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 副看護師長を対象としたレジリエンス向上プログラムの効果【第1報】―プログラム介入前後の評価―2023

    • 著者名/発表者名
      小林麻衣, 笠松由利, 中岡亜希子, 澁谷幸
    • 学会等名
      第27回 日本看護管理学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 副看護師長を対象としたレジリエンス向上プログラムの効果【第2報】―受講者が認識したプログラム受講後の変化―2023

    • 著者名/発表者名
      笠松由利, 小林麻衣, 澁谷幸, 中岡亜希子
    • 学会等名
      第27回 日本看護管理学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 副看護師長のレジリエンスの実態―レジリエンスの因子構造、レジリエンスに関連する要因と影響する要因―2022

    • 著者名/発表者名
      小林麻衣
    • 学会等名
      日本看護管理学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi