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クリーンルーム入室患者への慈悲とマインドフルネス瞑想による介入効果

研究課題

研究課題/領域番号 20K10718
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

山田 忍  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (20611057)

研究分担者 武用 百子  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00290487)
有光 興記  関西学院大学, 文学部, 教授 (10341182)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードマインドフルネス瞑想 / RCT / 慈悲 / クリーンルーム / POMS / 造血器腫瘍患者 / がん患者 / マインドフルネス / 瞑想
研究開始時の研究の概要

本研究は,クリーンルームに入室している血液疾患患者に,慈悲とマインドフルネス瞑想を行い,患者の闘病意欲を高め,QOL向上維持し疾患への適応を促す。マインドフルネスとは,今ここに集中しリラックスした状態を意識的に作ることである。「慈悲の瞑想」は,肯定的な感情を育み,希望・環境統制・自己受容を促し,人生満足感を増加させる。クリーンルーム入室患者は,がん告知後の危機的状況にも関わらず,閉鎖環境での孤独な闘病生活を強いられ,長期的な副作用を伴う治療を受ける。患者自身が,慈悲とマインドフルネス瞑想法を習得できれば,副作用や精神的苦痛をセルフコントロールにより軽減できると考えられる。

研究実績の概要

本研究は,クリーンルーム入室患者を対象に「慈悲とマインドフルネス瞑想」の介入効果について比較検討した。RCTにより,登録・割付日(介入開始日)より14日間、1日に1回以上の慈悲とマインドフルネス瞑想を実施する。本研究では、介入群の研究対象者が自己にて「慈悲とマインドフルネス瞑想」を実施できるようにするため、タブレットに瞑想の手順を録画した手順説明画像を用いる。初回の瞑想は研究責任者または研究分担者がタブレットを用いた瞑想の実施方法を説明しながら患者と一緒に行う。2回目以降は、患者自身がタブレットを用いて瞑想を実施する。また、一日に複数回の瞑想を実施することも許容するが、瞑想の実施回数はチェックリストに記録することとする。瞑想に慣れた段階で、タブレットを用いずに瞑想することができるようであればタブレットなしでの瞑想を行うことも許容する。タブレットは14日目まで研究対象者に貸し出し、14日目に回収する。介入群と非介入群の2群において,介入前,1週間目とと2週間目に3つの尺度の変化を統計分析し検討した。現在まで,非介入群5人,介入群6人のデータを取得できた。そして,主となるアウトカム「POMS」,副となるアウトカム「セルフコンパッション」および「CnA-S2」の介入前,介入後1週間,2週間のデータに関して反復分散分析を行った。そこ結果,セルフコンパッション尺度において,1%水準で介入群の値が2週間後高くなっていた。瞑想により,自分自身を思いやる気持ちが高くなっている結果であった。このことは,クリーンルームでの心の安定に繋がるものと示唆される。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2020-2022年にかけて,対象者がクリーンルーム入室患者ということがあり,コロナによる感染対策の強化などデータの取得が難しい状況となった。

今後の研究の推進方策

臨床での協力者と連携を取りながら,対象者のリクルートを積極的に行っていく。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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