研究課題/領域番号 |
20K10719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 愛媛県立医療技術大学 |
研究代表者 |
高橋 博子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 助教 (60805919)
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研究分担者 |
鳥居 順子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (00249608)
中西 純子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (70207827)
田中 昭子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (80274314)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 禁煙外来 / 看護職 / 禁煙支援技術 / ガイドブック / 実態調査 / ニーズ調査 / 熟練看護師 / 支援技術 / 健康教育 |
研究開始時の研究の概要 |
2006年、全国の医療施設で禁煙外来が始まった。禁煙外来では、薬物療法のみならずカウンセリングも重要な意味を成す。そしてその役割を求められるのが看護師である。本申請では、看護師の禁煙支援技術向上を目指し、先行研究(高橋,2017)で明らかにしてきた熟練看護師の禁煙支援技術を実践の場で使えるよう道具化し、その実用性と有効性を評価する。 方法としては、まず禁煙外来看護師を対象に、質問紙によるニーズ調査を行う。次に、先行研究結果とニーズ調査を基に、禁煙外来で禁煙支援を行う看護師のためのガイドブックを開発する。そして完成したガイドブックを実際に臨床現場で活用し、実用性と有効性を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、禁煙率向上に寄与するため、禁煙外来に携わる看護師の禁煙支援技術向上を目指し、先行研究(高橋,2017)で明らかにしてきた熟練看護師の持つ禁煙支援技術を実践の場で使えるようガイドブックとして開発し、その実用性と有効性を評価することである。 ガイドブック開発の基礎資料を得るため、令和2年度には禁煙外来に携わる看護師・准看護師(以下、看護職)を対象に禁煙支援の実態とニーズを明らかにする質問紙郵送調査を行った。令和3年度には調査分析を行い、その結果、禁煙外来に携わる看護職は、5回ある禁煙外来を患者が完遂できないこと、一旦禁煙しても患者が再喫煙してしまい禁煙継続できないこと、タバコをやめる気を感じない患者がいること、看護職が新型タバコに対する知識が追いつかず患者に対応できないことなどに困難を感じており、模範となる具体的な対応例などを望んでいることが明らかとなった。令和4年度は、学会発表を通じてこれらの調査結果を公表するとともに、共同研究者らとガイドブックの開発に取りかかった。禁煙支援に関する基本的な学習教材はe-ラーニングで既存していることから、本ガイドブックは経験の浅い看護職を対象としたものではなく、一通りの禁煙支援ができるレベルの経験を持つ看護職を対象とした。禁煙支援に困難を感じる具体的な場面についてQ&A方式で、患者の捉え方や対応など参考例や解説を交えて示すこととした。令和5年度は、それらの内容を踏まえたガイドブックを共同研究者らと多覚的視点から意見交換しながら作成し、さらに禁煙外来熟練看護師2名より、内容の適切性、妥当性についてヒアリングで回答を得て精練化を図った。 禁煙支援は看護師と患者の相互作用の中で行われるため、紙面上だけでなく動画も必要と判断し、今後動画撮影を行う予定である。ガイドブック完成後は、看護職を対象にその実用性・有用性を検証していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
禁煙支援のための学習教材がe-ラーニングで既存していたため、本ガイドブックの位置づけや目的をどのように絞るか、具体的な対応方法をどのように示すか、内容の妥当性はどうかなどの議論があり、予想以上に作成に時間がかかった。また、紙面上だけでなく動画による教材も作成する予定であり、ガイドブック完成までにはさらに時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
洗練化した紙面上のガイドブックを基に動画撮影を行い、ガイドブックを完成させる。完成後はガイドブックの実用性・有用性を検証するための調査を行う予定である。
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