研究課題/領域番号 |
20K10724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
北村 佳子 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (20454233)
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研究分担者 |
下平 滋隆 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80345751)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | がん患者 / がん免疫療法 / quality of life / 樹状細胞ワクチン / 記述的現象学 / 縦断調査 / 国際QOL尺度 / がんサバイバー / Quality of Life / がん看護 / 体験 / 横断調査 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 樹状細胞ワクチン療法 / 質問紙調査 / 免疫療法 / EORTC QLQ-30 |
研究開始時の研究の概要 |
研究目的は、国際QOL尺度に基づくがん免疫療法患者のQOL評価を行うことである。学術的独自性として、治療効果ではなく生活者としてのQOLに着眼する点である。また、研究対象者は大学間連携協定を締結している高雄医学大学関連病院(台湾)、および先進的がん医療養成のため大学間連携を結ぶ北信がんプロ(4県5大学病院)と国際的に比較していく。以上において新規性があり本研究の独自性といえる。本研究の創造性として、QOL得点に影響する要因を明らかにすることで、新たながん治療法であるがん免疫療法を受けるがん患者への介入の確立に貢献できると考える。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、国際QOL尺度に基づくがん免疫療法患者のQOL評価を行うことであった。研究で得られた結果から個別化医療の看護につながると考えた。研究参加者は、免疫チェックポイント阻害剤や樹状細胞ワクチンを受けているがん患者であった。最終年度に実施した研究の成果は、樹状細胞ワクチン療法を受けるがん患者への調査結果から看護の示唆を得たことである。 研究参加者に、国際QOL尺度を用い縦断的質問紙調査を行った。調査結果から、参加者のなかには総括的QOLスコアが下降推移し、「疲れ」「不眠」「痛み」の症状スコアが増悪する特徴があった。しかし、樹状細胞ワクチンを提供できる施設が限らていたこと、参加者数が少なかったことから尺度によるQOL得点に影響する要因までは特定することはまではできなかった。そこで面接調査による定性的分析を行い、看護の示唆を得た。 参加者の多くは進行がんを患っており、治療による治癒を望んでいた。参加者は標準治療の効果への不安、樹状細胞ワクチンの有効性への希望と同時に不確実性を抱えていることが明らかとなった。 以上の結果より看護の示唆として、化学療法の副作用の予防と軽減、患者の健康状態の注意深い観察、患者の期待と不確実性に対するケア、パートナーシップの形成、チーム医療などを含む看護が見い出された。調査結果を学会発表し、他施設の医療者らと討議の場を設けた。また、Original Articleとしてオープンアクセスに掲載した。
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