研究課題/領域番号 |
20K10731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 清泉女学院大学 (2021-2022) 山梨大学 (2020) |
研究代表者 |
大日向 陽子 清泉女学院大学, 看護学部, 講師 (40570263)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | クローン病患者 / セルフマネジメント / 食生活 / 食生活指導 |
研究開始時の研究の概要 |
クローン病患者の健康状態維持・改善には,症状悪化予防のための主体的な行動が求められる。特に活動期から寛解期は,従来型の画一的な食事療法の知識提供にとどまらず,患者自身が食生活を振り返り再構築するための看護師による食生活指導が極めて重要となる。 患者にとって健康的な状態は,食行動,身体・心理状態のバランスが保たれていることであり,寛解を維持するためにはセルフマネジメントを高める看護師の関わりが鍵となる。 本研究では,クローン病患者の活動期から寛解期まで食行動,身体・心理状態を調査・分析し,看護師によるクローン病患者の健康状態維持・改善に向けたセルフマネジメント強化のための食生活指導について提言する。
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研究実績の概要 |
本研究目的は,クローン病患者の活動期から寛解期までの食行動(食事摂取状況,食品選択,摂取方法など)・身体状態(自覚症状,血液生化学検査値)・心理状態(主観的QOL)を調査・分析し,看護師によるクローン病患者の健康状態維持・改善に向けたセルフマネジメント強化のための食生活指導について示唆することである。 本年度は,QOLに関して国内外の文献検討をおこない,QOLに関して疾患特異的QOL尺度であるIBDQは腹部症状と腹部症状による生活上の問題に偏っていること,食事を問う項目が1項目しかなく食事に関する生活への影響を的確に評価できないことから使用しづらく,炎症性腸疾患患者のQuality of Life尺度を用い調査内容を精選した。また,COVID-19感染対策上の側面で病棟への立ち入り(面会)を制限している状態は続いており,調査時期・調査スケジュールの大幅な見直しを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度は,調査項目の妥当性検証し所属機関の倫理審査委員会で承認を受ける予定であったが,研究代表者自身の業務多忙(COVID-19感染症による実習形態の変更等)により研究に割く時間の確保が困難な状況であった。また,COVID-19感染対策上の側面で病棟への立ち入り(面会)を制限している状態は続いており,調査時期・調査スケジュールの大幅な見直し対象者の選定等の調査準備に時間を要した。以上より,当初の計画より遅れていると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
調査内容・調査方法の見直しを実施し,調査実施予定施設の再選定(承諾を得る)をおこない,所属する大学倫理審査委員会へ提出し,倫理審査委員会で承諾が得られた後,調査を開始する。
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