研究課題/領域番号 |
20K10738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 (2022) 高知県立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
井上 正隆 兵庫医科大学, 看護学部, 准教授 (60405537)
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研究分担者 |
森本 紗磨美 高知県立大学, 看護学部, 助教 (10457939)
田中 雅美 高知県立大学, 看護学部, 助教 (50784899)
池田 光徳 高知県立大学, 看護学部, 教授 (70212785)
敷田 幹文 高知工科大学, 情報学群, 教授 (80272996)
渡邊 言也 高知工科大学, 総合研究所, 助教 (90637133)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | シミュレーション / 問診 / 自然言語処理 / スマートフォン / 周手術期看護 / 実習 / 模擬患者 / せん妄 / 術後認知機能障害 / ストレスバイオマーカー / 不安 / ICU / 術後 |
研究開始時の研究の概要 |
ステップ1の目標を「術前の恐怖や不安を軽減し、術前の心理的準備性を高めるケア方法に必要な要件の分析」とし、【事前のインストラクションが急性ストレス反応に与える効果の検討】と【術前の心理的準備性を高めるケア方法に必要な臨床的要件の抽出】を行う。 ステップ2の目標を「術前の恐怖や不安を軽減し、術前の心理的準備性を高めるケア方法の開発」とし、【ケア方法の開発と洗練化】を行う。 ステップ3は、「術後認知低下の判定を行うための測定方法の開発」を目標とし、【予後を起点とした注目すべき術後認知機能障害症状の抽出】と【認知機能障害症状の自動計測法の開発】を行う。ステップ4で準備性を高めるケアを実施と評価する。
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研究成果の概要 |
ストレス測定方法として、唾液中のストレス反応物質計測を測定する方法を計画していた。COVID-19の感染拡大が、深刻化し、研究計画の変更に迫られた。臨床での調査も行えなくなったことから、本研究では、看護師間で学びあう地方都市内ネットワークでの新たなケアの共有浸透を図る学習プログラムの方法を検討した。開発過程で、①安価であること、②操作者がいなくても学習者が自律的に学習できることを実現する学習システムを構想た。結果、学習者のスマートフォンからアクセス可能なLINE(R)を用い、学習者の入力した文字情報のゆれにも対応した術後1日目の観察場面を再現する対話型シミュレーション教材を安価で作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で用いた自然言語処理技術を用いた対話型シミュレーション教育教材は、既存のweb教材で採用されている次の行動や言動を選択する方式に比べ、学習者が自ら思考し、次の行動や言動を入力する必要があり、臨場感が高い。また、学習過程をシステムのログから分析することもでき、学習者の学習過程がより可視化でき、学習者にあわせた教材配置が可能である。また、非常に安価なwebサービスを用いて作成したので、今後汎用展開が可能である。
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