研究課題/領域番号 |
20K10742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
清水 玲子 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (90406166)
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研究分担者 |
中村 美鈴 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10320772)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 救急医療 / 延命治療 / 代理意思決定 / モデル構築 / ツール開発 |
研究開始時の研究の概要 |
救急医療に搬送される重篤な患者の多くは意識がなく、患者に代わり家族が延命治療の意思決定という重責を担う。この体験は倫理的葛藤を生み、意志決定後の生活にも深刻な影響を与える。救急医療において延命治療の代理意思決定を行う家族が最良の選択・決定だったと実感を得るためには医療者と家族が協働で意思決定を行うシェアードディシジョンが必要であり、また救急医療という時間的制限がある特殊な環境下では実用性の高い支援ツールが不可欠と考えられた。本研究は、シェアードディシジョンを基盤とする救急医療における延命治療の代理意思決定支援モデルを構築し、代理意思決定支援ツールを開発することを目的とする。
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研究実績の概要 |
2022年度は、救急医療における延命治療の代理意思決定支援モデルを構築することを目指し、第1段階:救急医療における延命治療の代理意思決定支援モデルの構成要素の抽出のため、救急医療において延命治療の代理意思決定を行った家族の体験および代理意思決定支援とその効果に関する国内外の研究論文を収集しメタ統合の方法論を用いてメタ統合する予定であった。 研究の進捗は遅れており、現在、国内外の研究論文を収集し、国内論文の分析は終了しているが、海外論文の分析が未着手のため、メタ統合に至っていない。また、2022年度は、第2段階:全国救命救急センターを対象に延命治療の代理意思決定支援の実態調査の質問紙を作成する予定であったが、メタ統合の結果に基づき質問紙を作成するため、こちらも着手できていない。2022年度に実施予定の内容を2023年度に実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
教員と研究補助員の中途退職が重なり人員を充足できず、研究活動時間の確保が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、1段階:救急医療における延命治療の代理意思決定支援モデルの構成要素の抽出にむけて、国内外の関連研究論文を基にメタ統合を行う。また、2段階:全国救命救急センターを対象とした救急医療における延命治療の代理意思決定支援の実態調査については、新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、実施に向けて方法や時期について検討する。
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