研究課題/領域番号 |
20K10781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
清野 由美子 新潟大学, 医歯学系, 助教 (70737741)
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研究分担者 |
小山 諭 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10323966)
井上 誠 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00303131)
渡邊 賢礼 昭和大学, 歯学部, 講師 (20611180)
石山 寿子 国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 准教授 (60803252)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 精神科病院 / 摂食嚥下障害支援 / 食形態改善指標 / 食形態改善 / 摂食嚥下支援 / 指標 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,精神科病院における摂食嚥下支援の充実に向け,嚥下調整食(以下,嚥下食)を継続摂取する患者の実態を把握し,院内多職種と協働で食形態改善指標を開発を目指すものである. はじめに,精神科病院に入院中の嚥下食摂取者の状況を把握するために,実態調査を行う.調査結果から,嚥下食の改善を阻害する要因を明らかにする. その後に,上記の施設において,院内多職種及び研究分担者でチームを結成し,食形態改善指標を開発する.並行して,摂食嚥下支援に積極的に取り組む精神科病院への見学・研修会を開催し,知識・技術を習得する. 最後に摂食嚥下障害をもつ患者に対して開発指標を用いた介入を行い,その効果を検証する.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、摂食嚥下支援専門職が不在の精神科病院において、嚥下調整食(以下、嚥下食)を継続摂取する患者の実態把握の後、院内多職種と院外摂食嚥下支援専門職が協働で食形態改善のための指標を開発し、その有効性を検討することである。 2022年度もCOVID-19感染拡大の影響により臨床現場での調査が制限されたため、可能な範囲内で研究活動を行った。主な活動は以下の2点である。 1点目は、感染状況に即した実現可能性のある研究計画書を検討した。2022年5月、非対面での調査を想定した研究計画書を所属機関の倫理審査委員会に提出したが再審査となった。倫理指針・ガイドライン上、非対面での調査が極めて困難と考えられたため、大幅な研究計画の修正に時間を要した。対面調査を想定した研究計画に変更し、2022年12月に倫理審査の再申請を行い、2023年4月に承認となった。5月8日~COVID-19が5類感染症に移行するため、国内および新潟県・市内の感染状況をホームページ等で確認し、併せて研究対象施設(精神科病院)における入院患者の行動制限(面会、外出・外泊)状況の把握に努めているところである。5月中旬頃より研究依頼・調査を開始し、12月までの期間にデータ収集を行うこととしている。データ収集後は、研究分担者(医師、歯科医師)の助言を得ながら結果の分析を進めていく予定である。 2点目としては、前年度に引き続き学術集会・セミナー等に参加しながら情報収集を行った。また、文献研究に取り組み、2022年12月に研究論文を学術雑誌に投稿した。その後、不採用となったが、2023年度中の採択・学術雑誌掲載を目指し、5月中に再投稿を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究実績の概要にも記載したが、前年度から引き続きCOVID-19感染拡大に伴う研究活動(精神科病院における入院患者・病棟看護師を対象とする対面調査)が極めて困難であり、加えて、倫理指針・ガイドラインに則り当初の研究計画を大幅に変更・修正せざるを得ない状況であった。そのため遅れていると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
国・自治体・所属機関の指針・ガイドラインの他、研究対象施設の方針に基づき、必要な対応を遵守しながら研究活動の遂行に最大限努める。 研究対象施設(精神科病院)の方針については、ホームページ等から感染症対策を中心に情報収集を行う。調査依頼の窓口となる看護部の状況も把握した上で、調査に関する希望等も丁寧に伺いながら柔軟に対応していく。
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