研究課題/領域番号 |
20K10784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 関西医科大学 (2022) 京都大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
宇都宮 明美 関西医科大学, 看護学部, 教授 (80611251)
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研究分担者 |
良本 政章 兵庫医科大学, 医学部, 特別招聘教授 (40309472)
牧野 晃子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40791489)
井沢 知子 京都大学, 医学研究科, 助教 (50538436)
亀井 智子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80238443)
飯田 有輝 藤田医科大学, 医学部, 客員講師 (80808741)
明神 哲也 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00521428)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 開心術高齢患者 / フレイル予防 / 多職種連携 / 高齢開心術患者 / フレイル / 教育モデル / フレイル予防・改善介入 |
研究開始時の研究の概要 |
背景:フレイル高齢開心術患者には術前からの多職種チーム介入が有効とされており、術前のフレイルスクリーニングとそれに応じた多職種チーム介入には、調整役である看護師のチームアプローチ力が必要となる。目的:フレイル予防介入というチーム医療を推進するための調整力育成プログラムの開発と効果の検証を行う。方法:高齢開心術前患者への多職種フレイル介入促進のためのチームビルディング力育成プログラムの策定とプログラムの実施、プログラムを受講した看護師のチームアプローチ力や知む活動状況調査からプログラムの効果を検証する。意義:フレイル介入を目的としたチーム医療を推進され、自宅退院が可能となりQOL向上につながる。
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研究実績の概要 |
開心術を受ける高齢者患者への術前からのフレイル介入に関する国内外の文献レビューを実施した。また心臓血管外科領域における術前看護外来を開設している専門看護師に取り組みの現状調査をしたが、取り組み状況は1施設のみであった。 このため、開心術ケアに従事する看護師を対象にフレイルに対する関心を高める必要性が課題であると考えた。 本課題に関連のある日本クリティカルケア看護学会の第19回学術集会において、「開心術を受ける高齢フレイル患者への多職種介入」として交流集会に応募し採択された(7月2日に開催予定)。 交流集会は、プレワークショップの位置づけで、①心臓血管外科領域におけるフレイルの現状と認識に関する動向、②開心術を受けるフレイル患者への多職種介入プログラム(Multidisciplinary Intervention program for elderly frail patients undergoing open-heart surgery: MIEFO)、③MIEFOの実装報告、④実装拡大に向けて参加者とのディスカッションの内容で、高齢開心術患者のフレイルについての関心を高め、本プログラムの実装者のリクルートへとつなげていく計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
心臓血管外科診療を中心に担っている大学病院や公立総合病院は、コロナ診療体制の人員配置がなされ、看護外来や周術期ケアへの潤沢な人員配置や看護師自身が新たな事業に取り組む余裕がないなどの、心理的・社会的要因が高齢開心術患者へのフレイル介入という新たな取り組みに対して、阻害要因となってしまった。 このため、ワークショップへの関心も低く、ワークショップを開催することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
7月に開催予定の第19回日本クリティカルケア看護学会学術集会において交流集会を採択されたため、この交流集会をプレワークショップと位置づけ、今後開催するワークショップのリクルート、MIEFOの実装参加へとつなげていく
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