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アルコール依存症者の家族へのエンパワメントプログラムの効果の測定と検証

研究課題

研究課題/領域番号 20K10790
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関愛媛県立医療技術大学

研究代表者

越智 百枝  愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (40270053)

研究分担者 野嶋 佐由美  高知県立大学, 看護学部, 特任教授 (00172792)
中平 洋子  愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (70270056)
坂元 勇太  愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 助教 (30761241)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードアルコール依存症 / 家族 / エンパワメントプログラム / 評価 / 教育支援プログラム / 支援プログラム
研究開始時の研究の概要

基盤C(課題番号:20592657、24593480、16K12261)の助成を受け、開発したアルコール依存症者の家族へのエンパワメントプログラムの評価に関する研究成果を踏まえ、本研究では、開発したプログラムの効果を測定すること及びアルコール依存症者の家族を対象とした他の支援プログラムの効果と比較するための評価指標を抽出する。また、研究協力施設数や対象数を増やし、プログラムを適用する有効な対象の同定、プログラムの効果及び効果の持続期間の検証を行う。

研究実績の概要

本研究の目的は、アルコール依存症者の家族へのエンパワメントプログラム(以下、FEPと略す)を実施しその評価を行うことである。
今年度は1研究協力施設で、研究協力施設の保健師2名によるアルコール依存症者の家族3名を対象にFEPを実施した。加えて昨年度実施したFEP参加者7名を対象に、3カ月後、6カ月後、12カ月後のFEPの効果の持続とFEP受講による対象者及びアルコール依存症当事者、その他の家族の変化についてインタビューを行った。今後は引き続きデータ分析を行っていく予定である。
研究成果の公表として、これまでに蓄積したデータから、研修を受講した保健師がアルコール依存症者の家族10名を対象にFEPを実施した。家族は40~70歳代であった.続柄は配偶者8名,親・子2名であった.目標①気持ちや思いを十分に吐き出す,②孤独感から解放される,③解決像を描く,④思考の枠組みの中から対処法を選択する,⑤選択した対処法を実行できるは全員が達成した.⑥実行した対処を振り返りより効果的な方法を検討できる,⑦内在する自身の力に気づくは対象者の80%が達成した.研修を行うことで著者ら(2021)の研究結果と同様の効果が見られたことから,保健師への研修が適切であったこと、保健師実施によるプログラムが有効であったと考えた.これについて「保健師によるアルコール依存症者の家族への解決志向アプローチを用いたエンパワメントプログラムの評価」というテーマで論文投稿を行い採択(2024.3.16)された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

データ収集及びデータ分析、研究成果の公表が計画通り行えていることからおおむね順調に進展しているとした。

今後の研究の推進方策

令和6年度は、令和5年度にFEPに参加した家族3名の3カ月後、6カ月後、12カ月後のFEPの効果の持続や家族・当事者・その他の家族の変化についてのデータ収集を行っていく。さらに、令和4年度にFEPに参加した家族7名の分析を行っていく予定である。
また、平成26年から令和5年度までに収集した合計30名の対象者のデータより、アルコール依存症当事者が一度も治療につながっていない家族(以下、未治療群と略す)10名、断酒会には参加しているが定着していない家族(以下、未定着群と略す)10名、断酒会に定着している家族(以下、定着群と略す)10名の属性別の変化や違いに着目して評価していく予定である。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] アルコール依存症者の家族へのエンパワメントプログラムの評価2021

    • 著者名/発表者名
      越智百枝
    • 雑誌名

      家族看護研究

      巻: 1 ページ: 161-172

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] アルコール依存症者の家族へのエンパワメントプログラム 国外文献の検討2022

    • 著者名/発表者名
      越智百枝
    • 学会等名
      第48回日本看護研究学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] アルコール依存症者の家族へのエンパワメントプログラム その2 ―コンプリメント、解決像の構築の技法体験-2021

    • 著者名/発表者名
      越智百枝、中平洋子、坂元勇太
    • 学会等名
      日本看護研究学会第47回学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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