研究課題/領域番号 |
20K10797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
石橋 信江 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (50453155)
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研究分担者 |
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (70508663)
後藤 小夜子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 助教 (80712182)
西村 治彦 大和大学, 情報学部, 教授 (40218201)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 慢性心不全 / 遠隔看護 / セルフモニタリング |
研究開始時の研究の概要 |
4年間で臨床現場における慢性心不全患者に対する遠隔看護介入の実用性を検証し,臨床における実用化のための遠隔看護介入プログラムを構築する.研究対象者は臨床看護師および慢性心不全患者である.研究期間内に「臨床現場における遠隔看護介入の実施および検証」と「慢性心不全患者へのセルフモニタリングを促進する実用的な遠隔看護介入プログラムの構築」を行う.この遠隔看護プログラムを実用化することで,心不全症状の悪化を防ぐ新たな看護提供手段の1つとして活用できるだけでなく,他疾患患者への幅広い活用や応用が期待できる.
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研究実績の概要 |
急速な高齢化に伴い慢性心不全患者は年々増大し,2030年には130万人に達すると推計されている.慢性心不全の治療における一般管理として,慢性心不全治療ガイドライン(循環器関連学会合同研究,2010)では,患者によるセルフモニタリングが重要とされているが,自宅で自己管理を行い,生活を維持していくことは難しい.我々は平成24年~28年度に「高齢慢性心不全患者に対するセルフモニタリングを促進する遠隔看護介入モデル」を構成し,入退院を繰り返していた高齢慢性心不全患者にビデオ通話による遠隔看護介入を研究者が行った結果,再入院の予防とQOLの維持・向上に対する有用性を確認できた。(2014,2015,2016,2018.).そこで本研究では病院施設の看護師に慢性心不全患者へのビデオ通話を使用した遠隔看護介入を実施してもらう.本研究の目的は,臨床現場における慢性心不全患者に対する遠隔看護介入の実用性を検証し,実用化のための遠隔看護プログラムを構築することである. 2023年度は, 1施設の看護師および1名の研究参加者に遠隔看護介入を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度はデータ収集を行うことになっていたが,COVID-19およびインフルエンザの流行に伴い,予定していた研究協力施設の看護師および患者の協力が難しい状況が続き、1名のみの介入となったため.
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今後の研究の推進方策 |
予定しているデータ収集を進めていける予定である.今後も,データ収集が難しい状況が継続した場合には,予定していた研究協力施設だけでなく,新たな研究協力施設および看護師のリクルートを行う.また,これまでは入院施設を持つ施設のみを協力施設としていたが,開業医等も含め,研究実施可能な施設を幅広くリクルートし,一部計画の変更を行い,研究を推進していく.
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