研究課題/領域番号 |
20K10800
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 |
研究代表者 |
山本 孝治 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (40781901)
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研究分担者 |
布谷 麻耶 (吹田麻耶) 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (70514735)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | クローン病 / セルフケア / 看護アセスメントツール / 成人期 / 診断後間もない / 構築 / 再構築 / アセスメントツール |
研究開始時の研究の概要 |
クローン病は生涯にわたり療養が必要となるため、患者は病気と生活の折り合いをつけながらセルフケアを再構築していくことが重要となる。そこで本研究では、クローン病患者のセルフケアの再構築を促進させる看護アセスメントツールを開発することを目指す。研究は3段階のプロセスで行い、第1段階では、看護アセスメントの視点を明確化し、第2段階では、デルファイ法を用い看護アセスメントツールの妥当性・実用性について専門家集団のコンセンサスを得る。第3段階では、看護アセスメントツールを確定する。 この研究により、臨床の看護師による一貫したクローン病患者へのセルフケア支援アプローチが実現可能となることが期待される。
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研究成果の概要 |
研究遂行にあたり、看護アセスメントツールを適用する対象者を焦点化する必要性が生じ、研究目的を「診断後間もない成人期クローン病患者のセルフケアを構築する看護アセスメントツールの開発」に一部修正した。 研究は3段階で実施し、 第1段階は、クローン病患者に看護を実践する看護師への個別インタビューを実施し、アセスメント視点を明確化した後、ツール(案)を作成し、看護研究者に助言を受けた。第2段階は、デルファイ法 による2回の調査を行い、看護アセスメントとして6つの視点、57項目を最終確定させた。第3段階は、確定した看護アセスメント視点・項目をもとに、看護アセスメントツールのフォーマットを完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、Oremのセルフケア不足理論をベースにした看護アセスメントツールを開発した点である。ツールは診断後間もない成人期クローン病患者に特化した看護アセスメントで構成されており、アセスメント結果から必要な支援の明確化ができるシームレス性を兼備えている。 本研究成果の社会的意義は、セルフケアに対する看護アセスメント力を向上できる点である。ツールが活用されることで、一貫した一定水準のアセスメントが可能となり、必要な支援への移行がスムーズとなり、患者個々に応じたセルフケア支援が実現可能になると考える。ひいては、クローン病患者に対するセルフケア支援の充実に貢献できると考える。
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