研究課題/領域番号 |
20K10813
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
中安 隆志 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (10738587)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 精神障がい / リカバリー / コンコーダンス |
研究開始時の研究の概要 |
日本の精神医療は入院・収容型で、諸外国と比べ精神病床数が多く、平均在院日数も長いという課題を抱えている。長期入院精神障がい者の地域移行を促進するためには、生物学的な治癒や寛解を目指す従来の病理モデルから、たとえ症状や障害が続いていたとしても人生の新しい意味や目的を見出し、充実した人生を生きていくプロセスを指すリカバリー概念へと支援概念の転換が必要とされている。本研究では、リカバリーと概念的親和性の高いコンコーダンスを活用して、精神障がい者のリカバリーを支援するための看護師を対象とした教育プログラムを開発する。
|
研究実績の概要 |
本研究では介入対象を看護師としている。その理由として、リカバリーに影響を与えているのは当事者への介入内容だけではなく、専門職者のリカバリー志向性も影響しているからである。専門職者との関わりはリカバリーの促進要因にも阻害要因にもなり、当事者が情緒的支援を認知することが重要であることから、専門職者のリカバリー志向性を高める方略が課題となっている。しかしながら、看護師はリカバリーをどう学ぶかということは今まで検討されてきていなかった。 そこで、当該年度では看護師が精神障がい者のリカバリーに向けた支援を行う上で感じている困難と学習ニーズについて明確にすることを目的とし、看護師へのインタビュー調査を実施する予定であったが、思うように調査を進めることができず結果を示すまでには至らなかった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究開始年度から新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受け、予定していたデータ収集施設への立ち入りや対面による調査が制限されたことで、研究全体の進度に遅れが生じた。
|
今後の研究の推進方策 |
研究期間の延長を申請し、引き続き課題に取り組んでいく。設定している研究課題①~③のうち最終段階の③まで実施する予定ではあるが、研究を遂行していく中で残された期間を考慮しながら計画の修正が必要かを検討していく。
|