研究課題/領域番号 |
20K10831
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 宮崎大学 (2022) 高知大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
関屋 伸子 宮崎大学, 医学部, 教授 (60443892)
|
研究分担者 |
前田 長正 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (60229309)
桂木 真司 宮崎大学, 医学部, 教授 (50521283)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 安心・安全な分娩 / 子宮頚管開大曲線 / 分娩予測モデル / 日本人女性 / 子宮頸管開大曲線 / フリードマン分娩曲線 / 安心・安楽な分娩 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、分娩経過の途中で個別の開大を予測するためのモデルを開発し、いわゆる難産とされる分娩遷延や分娩停止を予測することで適切な医療介入を行う指針を得る。このため、以下を実施する。 Ⅰ.日本人産婦の分娩所要時間および子宮頸管開大度推移の実態調査、Ⅱ.子宮頸管開大の影響要因の検討、Ⅲ.分娩予測モデルの開発、Ⅳ.開発した分娩予測モデルの検証 本研究の子宮頸管開大予測モデルによって、分娩開始後早期に分娩時間の異常を予想できれば、母子にとって安全で安楽な分娩の実現を支援し、掛け替えのない次世代国民を安全で安楽な分娩により迎えることにつながる。
|
研究実績の概要 |
令和4年度(2022)は研究協力施設のリクルートを試みたが、新新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により協力施設の確保は極めて困難であった。そのため、臨床における分娩記録からのデータ収集および統計分析の一部を担当し、結果について助言を行う目的で本研究分担者を追加した。共同研究者間で研究計画書を再考し、研究協力依頼を予定している周産期医療施設の分娩件数(経腟分娩および帝王切開術件数)から過去10年間に渡る後方視的調査を行うことが適当であるとの見解を得た。また、対象は早産や緊急帝王切開となった症例を除き、妊娠37週0日から妊娠41週6日までの正期産とすることで正常分娩を取り扱う際の指針となる子宮頚管開大曲線の作成につながることが検討された。これらを踏まえて、研究計画書の修正を行う目的で周産期医療や助産に関する主たる学術集会に参加し、最新の知見を得た。先行研究から分娩所要時間及び遷延分娩の影響要因として産婦の身長、避妊妊娠時体重、妊娠期間中の体重増加量などは様々な知見が認められた。そのため、主要な調査データである内診時間及び内診所見(開大度Cervical dilation(cm)、子宮口の位置Cervical position(±5)、展退度Cervical effacement(%)、子宮頸部の硬さCervical consistency、児頭の位置(先進部の高さ)Fetal Station)に加えて、基礎情報から得られる因子を含めて本研究における分娩所要時間の影響要因について検討する重要性が示唆された。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究調査協力施設のリクルートを試みたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により臨床調査は困難であった。
|
今後の研究の推進方策 |
研究調査協力施設のリクルートを試みたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により臨床調査は困難であった。そのため、総合母子医療センターなどの周産期医療の臨床経験および産科学研究における業績が豊富な産婦人科医師を分担研究者として加えた。本研究目的を推敲するにあたり、本研究分担者と協議した結果、当初計画に加えて妊娠週数や分娩様式の影響を詳細に検討するため、それらを分析対象の選択基準項目に加える必要があると判断した。次年度(2023)は、研究調査協力を得て実態調査を実施する。
|