研究課題/領域番号 |
20K10835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
久我 修二 大分大学, 医学部, 客員研究員 (20773815)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 小児 / 鎮静 / クオリティーインディケーター / 質的評価 / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
手術室外での小児の鎮静処置は増加しているが、安全な環境整備と鎮静処置の質の確保が本邦の課題である。 本研究では、クオリティー・インディケーター(QI)で鎮静処置の質的評価を試みる。つぎに、QIと有害事象の情報を収集して多施設共同のデータベースを構築する。そして、インストラクショナルデザインに基づいて、小児の鎮静教育プログラムの開発を目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では、小児の鎮静処置の質をQIで評価する。次に多施設データベースを構築する。さらに標的行動を明らかにして、本邦の実情に沿った小児鎮静の教育プログラムを開発することである。当該年度の実績を以下に示す。 1) 小児の鎮静処置に関連するQIの選定:済. 「MRI検査時の鎮静に関する共同提言改訂版」の推奨項目とJoint Commission Internationalの鎮静指針を参考に、鎮静処置に直接関連のあるQIを選定した。 2) 単施設におけるQIの算出と分析:済. 大分大学小児科の2016年-2019年の既存のデータベースを用いてQIを分析した。QIの年次推移に着目して、有害事象との関連を検証して論文を作成した。Pediatric procedural sedation in Japan: A single-facility study of 1,436 cases.Kuga S, Maeda T, Ihara K.Pediatr Int. 2020 Dec;62(12):1346-1350. doi: 10.1111/ped.14331. Epub 2020 Nov 24.PMID: 32501599
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
協力医療機関に訪問予定であったが、新型コロナウイルス感染の流行につき外出制限や各医療機関の面会制限があるため。
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今後の研究の推進方策 |
多施設におけるQIと有害事象の分析:協力機関の代表者に協力を依頼して、多施設協同でQuality Indicatorと有害事象のデータベースを構築する。各医療機関の訪問がむずかしい場合は、小児科学会の医療安全委員会を通してオンラインで調整を試みる。
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