研究課題/領域番号 |
20K10837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
谷地 和加子 岩手県立大学, 看護学部, 講師 (00723058)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 乳がん / セクシュアリティ / セクシュアル・ヘルスケア / セクシュアル・ヘルス / ケアモデル / 助産師 |
研究開始時の研究の概要 |
内分泌療法を受ける乳がん女性は、治療により乳房喪失や、膣乾燥感・月経異常の出現、妊孕性を失う可能性があり、セクシュアル・ヘルスの視点からハイリスク対象者である。自己のセクシュアリティを表出し、乳がんである自分自身を大切にしたいという女性の生き方に関与するセクシュアル・ヘルスケアが生殖器疾患である乳がん女性にはより一層必要である。申請者が行った乳がん女性のComfort(安楽)の概念分析を基に、助産師が実施する内分泌療法を受ける乳がん女性のセクシュアル・ヘルスケアモデルを開発、実施、評価を行い、ケアモデルの有用性を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は、内分泌療法を受ける乳がん女性へセクシュアル・ヘルスケアを半年以上長期的に施行し、評価することを目的としている。 本年度は、セクシュアル・ヘルスケアモデルの素案についてがん看護の専門家によりアドバイスをいただいた。A県内1か所の施設に対し、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、令和4年6月に研究調査の依頼をした。現在、A県内の1施設に通院する乳がん患者3名に研究参加をいただき、令和4年10月よりケアモデルを個別的・継続的に対面での介入を実施している段階である。個別ケアの実施は、対面で研究者が行い、参加者の生活スタイルに合わせ、1~2か月に1回のペースで実施している。今後は、ケア介入を継続し、ケアモデルの介入の評価を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、ケアモデルの評価を現象学的アプローチによる分析を予定していたことから、新型コロナ感染拡大の鎮静化を待ちつつ、オンラインよりも対面でのインタビュー実施が望ましいと判断した。そのため新型コロナウイルス感染拡大により研究協力施設の依頼が遅れたこと、研究対象者の参加が当初計画していたよりも調整が難しくケア介入の実施が遅れたことが理由である。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、研究参加者への配慮を最大限に重視し、調査時期や回数を調整しつつ、ケアモデルの介入を継続していく。また、ケアモデルの評価を実施する。
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