研究課題/領域番号 |
20K10844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 和洋女子大学 |
研究代表者 |
河村 秋 和洋女子大学, 看護学部, 准教授 (50719094)
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研究分担者 |
小渕 隆司 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50457818)
矢郷 哲志 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00778243)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 発達障害 / 自閉スペクトラム症 / 子育て支援 / 尺度開発 / 幼児 |
研究開始時の研究の概要 |
ITSEA(Infant-Toddler Social and Emotional Assessment)は、1~3歳未満児の社会情緒的・行動的問題の領域、強みである能力の領域をアセスメントする尺度である。子どもの育てづらさや困難さの領域、子どもの持つ強みを養育者が理解しやすくし、専門職者にとっても適切な支援につなげやすくなる。 本研究では、日本語版ITSEAの標準化とマニュアルの完成を目指す。さらに、日本語版ITSEAでアセスメントした子どもの特徴から、必要な支援、つなげるべきサービスは具体的に何かを検討することで、育てづらさを持つ子と養育者への支援の指標としたい。
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研究実績の概要 |
昨年度実施した全国調査のデータの分析を実施した。 全国を8区分し、人口比構成に合わせて男女、月齢群(12~17か月、18~23か月、24~29か月、30~35か月)ごとに収集したデータを基に、地域、早産の有無、出生時低体重の有無、養育者の年収、月齢、性別ごとに、日本語版ITSEA各領域、下位尺度ごとの平均得点を算出し統計分析を行った。 また、不足している臨床データ(発達障害の疑いがある、あるいは発達障害と診断を受けている)の収集のために市町村発達センターへの依頼交渉を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本尺度は、現在フランスのMapi社が版権を保持しており、日本語版としての出版のための交渉、手続きが必要となる。日本の出版社への交渉依頼を実施したが、難航している状況である。今後、日本においての活用のためには引き続き交渉を行っていく必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は引き続き、全国調査結果の分析の論文化を実施する。 市町村発達センターにおいて1年間来所者からのデータを収集し、その結果を臨床データとしてまとめ分析を行う予定である。 今年度より分担研究者として長く市町村保健師として従事していた小稲氏を追加し、尺度の活用のための方策を検討していく予定である。
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