研究課題/領域番号 |
20K10853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
木村 佳代子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (30635371)
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研究分担者 |
森 恵美 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (10230062)
岩田 裕子 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00292566)
前原 邦江 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (00302662)
遠山 房絵 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70845073)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 看護 / 後期早産 / 母子相互作用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、後期早産児とその母親の育児支援を目指し、母子相互作用を促進する看護介入プログラムの開発を目的とする。後期早産児の出生直後、児の退院前、修正月齢3か月の3時点で、母子相互作用場面の非参加型観察と母親への面接を行い、後期早産児とその母親の縦断的な相互作用の詳細な様相(児の合図と母親の読み取り・応答)とその相互作用に影響する要因を明らかにする。そして、その結果に基づき、後期早産児とその母親の相互作用を促進する看護介入プログラムを考案・適用しその効果を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は、後期早産児とその母親の母子相互作用とそれに影響する要因を明らかにし、母子相互作用を促進する看護介入プログラムを開発することを目的としている。 令和5年度は、以下のように研究活動を行った。 1.データ分析と考察:本研究のデータは、母子相互作用場面を撮影した録画データ((出生後早期、児の退院前、修正月齢約2か月)と録画データに基づくインタビューデータ(児の退院前、修正月齢約2か月)からなるが、その客観的データ(録画)と主観的データ(インタビュー)を統合し、3時点の経時的な分析を行った。そして、後期早産児とその母親の母子相互作用の記述を行った。また、NCASTを用いた母子相互作用の評価を行い、母子相互作用の経時的な質の変化を補完した。各時点で後期早産児とその母親に特徴的な母子相互作用が記述され、それぞれに影響する要因が明らかになった。今後は、この結果をもとに看護介入モデルを作成する。 2.研究成果の発表:研究成果を学位論文としてまとめ、令和6年3月に千葉大学大学院看護学研究科の論文(論文博士)を提出した。令和6年10月の日本母性衛生学会学術集会に演題登録し、研究成果の一部を発表予定である。また、令和7年2-3月EAFONS(韓国)でも研究成果の一部を発表し、令和6年度内に論文として学会誌に投稿することを目指す。 3.研究協力者と研究協力施設への成果還元:録画データを編集し結果の還元を行った。研究協力施設への報告は、令和6年度内に行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和2-4年度COVID-19感染症流行禍のため研究対象者の募集が大幅に滞ったが、その影響により、データ分析と考察・研究成果発表も遅れている。令和6年度内に研究成果の発表と論文投稿までができるよう準備を整えている。看護介入モデルの実践での活用や効果を評価するため新装版NCAST(母子相互作用の質を評価する社尺度)ライセンス取得のための研修を継続して受講する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、以下のような計画で研究活動を行っていく。 ①令和6年度内に研究協力施設に結果の報告を行う。 ②令和6年8月、NCASTライセンスを継続するため新装版NCAST研修を受講する。 ③令和6年10月、研究成果の一部を日本母性衛生学会学術集会で発表する。 令和7年2-3月、研究成果の一部をEAFONS(韓国)で発表する。 ④令和6年度内に学会誌に研究成果を投稿する。
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