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臨床との協働による子どもを喪失した父親へのグリーフ支援プログラム開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K10865
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関福岡県立大学

研究代表者

吉田 静  福岡県立大学, 看護学部, 准教授 (30453236)

研究分担者 佐藤 香代  国際医療福祉大学, 福岡看護学部, 教授 (80170736)
藤木 久美子  国際医療福祉大学, 福岡看護学部, 助教 (80632653)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード父親 / 子ども / 喪失 / グリーフケア / 看護者 / ケア / 支援 / ケアモデル / ニーズ / 実態 / 比較 / グリーフ支援 / 両親 / 協働
研究開始時の研究の概要

「グリーフケア」が一般化した現代、その対象は高齢者、終末期患者、子どもを喪失した母親が多い。そこで本研究の目的は、子どもを喪失した父親を対象として、ニーズに応じたケア内容を研究者と看護者の協働によって父親へのグリーフ支援プログラムを開発する。次に開発したプログラムを臨床で実践しその効果を分析することである。
本研究を通して、死別ケア研究の中でも対象となることが少ない子どもを喪失した父親へのグリーフ支援プログラムを開発することによって、亡くなった子どもを主とした新たな家族中心としたケアを社会に提案することができる。

研究実績の概要

令和5年度の予定は、前年度に実施できなかった「研究者と看護者の協働でのグリーフ支援プログラムの開発、実践」を実行することであった。本研究でのワークショップはオンラインではなく、対面で参加者同士で顔を合わせて話すことでグループダイナミクスを図るとともに、参加者の施設でのケアを振り返り、見直すことに主眼を置いている。
令和5年5月8日以降、COVID-19は5類感染症に変更になったことで、対面での実施を進めようと検討してきた。しかし5類感染症への移行後も医療者が大人数の場に集まることが難しく(施設の方針など)、また秋以降のインフルエンザ感染の蔓延によって実施することが困難の状況となってしまった。
令和6年度にワークショップを実行できるように、研究メンバーと調整を図っているが、令和5年度と同様の状況である場合、開催方法を対面にこだわりすぎず、オンラインでの開催に方法を検討しなおすことも必要である。
本研究の基礎となる研究成果を学会誌に投稿した結果、第18回日本助産学会学術賞を受賞することができた。また福岡県母子担当者に本研究成果を話した結果、福岡県庁および福岡県遠賀宗像環境福祉事務所での講演をさせいただくことができ、医師や看護者の多くの方に知ってもらう機会となった。特に福岡県庁での公演は対面とオンラインでのハイブリッド方式での開催であり、200名近くの医療者の参加がみられた。なお、福岡県庁での講演の様子は後日NHK福岡にて放映された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

令和5年5月8日以降、COVID-19は5類感染症に変更になったことで、対面での実施を進めようと検討してきた。しかし5類感染症への移行後も医療者が大人数の場に集まることが難しく(施設の方針など)、また秋以降のインフルエンザ感染の蔓延によって実施することができなかった。

今後の研究の推進方策

本研究では対面でのワークショップを行い、参加した看護者同士で顔を合わせて話すことでグループダイナミクスを図るとともに、参加者の施設でのケアを振り返り、見直すことに主眼を置いている。
令和6年度にワークショップを実行できるように、研究メンバーと調整を図っているが、令和5年度と同様の状況である場合、開催方法を対面にこだわりすぎず、オンラインでの開催に方法を再検討を行う。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] 子どもを喪失した父親の体験と看護者へ望む支援2022

    • 著者名/発表者名
      吉田静、佐藤香代
    • 雑誌名

      日本助産学会誌

      巻: 36 ページ: 212-224

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 子どもを亡くした父親の体験2022

    • 著者名/発表者名
      吉田静、佐藤香代
    • 雑誌名

      インターナショナルNursing Care Research

      巻: 21 ページ: 41-50

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書 2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 子どもの喪失経験を持つ方へのグリーフケア2023

    • 著者名/発表者名
      吉田静
    • 学会等名
      令和5年度不妊症・不育症治療等及び相談支援事業(福岡県)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 子どもの喪失経験を持つ方へのグリーフケア2023

    • 著者名/発表者名
      吉田静
    • 学会等名
      令和5年度ハイリスク妊産婦支援事業研修会(福岡県宗像・遠賀保健福祉環境事務所)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 子どもを喪失した父親の体験と看護者に求めるケア2022

    • 著者名/発表者名
      吉田静、佐藤香代
    • 学会等名
      日本助産学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 分娩取扱を中止した施設の推移とその背景2022

    • 著者名/発表者名
      吉田静、佐藤香代
    • 学会等名
      日本母性衛生学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 二分脊椎児を出産した母親の体験‐母子愛着形成の視点から‐(第1報)2022

    • 著者名/発表者名
      香野友美花、吉田静
    • 学会等名
      日本母性衛生学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 二分脊椎児を出産した母親の体験‐母親が医療者に求める支援‐(第2報)2022

    • 著者名/発表者名
      香野友美花、吉田静
    • 学会等名
      日本母性衛生学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 子どもを喪失した父親の体験と看護者に求めるケア2022

    • 著者名/発表者名
      吉田静、佐藤香代
    • 学会等名
      第36回日本助産学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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