研究課題/領域番号 |
20K10879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
川口 めぐみ 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (40554556)
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研究分担者 |
北岡 和代 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (60326080)
平井 孝治 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (70723013)
長谷川 美香 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (90266669)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 統合失調症をもつ人 / 家族レジリエンス / 看護支援プログラム / 統合失調症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、まず統合失調症をもつ人とその親を対象として、ストレスと家族レジリエンス値のベースライン調査を実施する。 次に、統合失調症をもつ人とその親に家族レジリエンスを高めるための早期介入継続看護支援プログラムの介入を実施し、ストレスと家族レジリエンス値のベースライン値からの変化量によりプログラムの効果を測定する。 さらに、介入調査の参加者に依頼し、フォーカス・グループ・インタビューを実施し、プログラムの改善点の抽出を行う。そして、インタビューで得られた意見をもとにプログラム内容の修正を実施し、統合失調症をもつ人とその親を対象とした家族レジリエンスを高めるためのプログラムを完成させる。
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研究実績の概要 |
本研究は、研究者らが開発した面談、ソーシャルスキルトレーニング、心理教育から構成される統合失調症をもつ人の家族レジリエンスを高めるための看護支援プログラムの効果を家族レジリエンスと精神的健康度の尺度得点、およびアミラーゼとコルチゾールの唾液ストレスセンサの値により検証することを目的としている。 本年度は、コロナウイルス感染拡大状況下において本研究を進めていくために、感染蔓延防止の観点から研究の実施施設をまずは自施設の1施設に限定して調査を実施した。 現在は、1症例の統合失調症をもつ人の親を対象に看護支援プログラムの介入を終了した。まずは、1事例において精神健康度および家族レジリエンスの尺度の推移、コルチゾールとアミラーゼのストレスセンサの値の測定を実施した。その結果を事例としてまとめ、その後の介入および効果測定の方法について検討し、唾液ストレスセンサの測定方法および測定のタイミングについて再検討した。 その結果を踏まえて、新たに統合失調症をもつ人の親1事例への看護支援プログラムの介入を継続的に実施している。 本研究の成果は、看護支援プログラムの開発過程についての報告をJournal of Interdisciplinary Research of the School of Medical Sciences, University of Fukui. 23巻にて原著論文として発表した。また、今後は介入の終了した1事例の結果を事例研究として学会にて報告する予定である。さらに発表内容は、論文にて公表を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は、感染状況を確認しながら、できる限り調査対象施設を広げ、症例数の確保を目指していくことを目標としていた。しかし、コロナウイルス感染の状況の改善が見られなかったため、感染の蔓延防止の観点から、研究実施施設を研究代表者の所属する自施設1施設への限定を継続した。そのため、対象者の確保が進まず遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、引き続き対象者の確保に尽力しつつ、調査を進めていく。また、コロナウイルスの感染状況を考慮しながら、県内および県外の施設での調査実施について継続的に模索していく。
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