研究課題/領域番号 |
20K10886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 宮崎県立看護大学 (2023) 宮崎大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
荒武 亜紀 宮崎県立看護大学, 看護学部, 講師 (90773523)
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研究分担者 |
野間口 千香穂 宮崎大学, 医学部, 教授 (40237871)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 胎児診断 / 先天性心疾患 / 母親 / レジリエンス / 支援モデル / 支援 / 妊娠期 / モデル開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、胎児診断された先天性心疾患児の母親に対する妊娠期からのレジリエンス促進のための支援モデル開発である。妊娠期から根治手術後の疾患管理が落ち着くまでの期間にわたって継続した母親を支援する具体的な方略を検討する。本研究では先天性心疾患児の母親に対する妊娠期からのレジリエンスに着目し(1)思いや体験と対処、レジリエンスの影響要因を明らかにする。(2)レジリエンス促進のためのアプローチ方法を明らかにする。これらの結果に基づき、レジリエンスの概念を適用した(3)妊娠期からのレジリエンス促進のための支援モデルの開発をめざす。
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研究実績の概要 |
本研究は、先天性心疾患児の母親に対する妊娠期からのレジリエンスに着目し、思いや体験と対処、レジリエンスの影響要因を明らかにする。次に、レジリエンス促進のためのアプローチ方法を明らかにすることを目的とし、これらの結果に基づき、レジリエンスの概念を適用した妊娠期からのレジリエンス促進のための支援モデルを開発することである。 令和5年度は、面接調査、質問紙調査を継続するとともに、これまでの面接調査、質問紙調査のデータ分析を行っている。面接データは、固有名詞等個人情報を記号化して逐語録化している。文献検討では、胎児診断後の告知時、妊娠後期、出産、子どもの手術に関する入院期間、退院時およびその後の数か月の子どもの世話に慣れるまでの期間は特にストレスを感じやすかった。今回、面接を実施した時期がコロナ禍であったことから、コロナ禍での体験も含めて語られることが多かった。その一つとして、人との交流や外出が思うようにできないことなどから気分の落ち込みや孤独を強く感じていることが語られていた。面接調査はプレ2名、同意者3名の面接が終了しているが目標数に到達していないため、リクルートを重ねて、対象者数を増やしていくこと、1年間データ収集期間を延期し調査を継続することを検討し、協力機関と調整し実施しているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
対象者のリクルートやデータ収集を終了し分析する計画であったが、新型コロナ感染症の感染症法上の位置づけは5類になったものの、対象者の体調変化や日程等の見直し、調整に時間を要したことなど、調査が滞ってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
新規の対象者を選定し、リクルートを予定している。これまでのデータを分析するとともに、引き続き、調査を実施し、支援モデルを検討する。 分析結果については、順次、関連学会の学術集会で成果発表を行い、先天性心疾患児を育てる母親のレジリエンス促進に役立てたいと考えている。
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