• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

学童期にある発達障害児の家族の家族ストレングスを促進するケアプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K10891
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関高知県立大学

研究代表者

源田 美香  高知県立大学, 看護学部, 助教 (60849826)

研究分担者 長戸 和子  高知県立大学, 看護学部, 教授 (30210107)
杉原 俊二  高知県立大学, 社会福祉学部, 教授 (50259644)
藤代 知美  高知県立大学, 看護学部, 准教授 (60282464)
有田 直子  高知県立大学, 看護学部, 講師 (70294238)
中井 美喜子  高知県立大学, 看護学部, 助教 (80827634)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード家族ストレングス / 発達障がい / 子ども / 学童期の子どもとその家族 / ケアプログラム / 発達障害 / 家族ケア / 発達障害児
研究開始時の研究の概要

本研究は、学童期にある発達障害児の家族の家族ストレングスを促進するケアプログラムの開発を目的とする。
家族ストレングスを促進するケアは、学童期にある発達障害児の家族の力を最大限に生かして社会適応を目指すケアとして有用である。まず、学童期にある発達障害児の家族の家族ストレングスを質的帰納的分析法で明らかにする。その上で、看護者が行っている家族ストレングスを促進するケアを特定し、ケアプログラムを開発する。

研究実績の概要

本研究の目的は、学童期にある発達障害児の家族と、看護者の双方が捉える家族ストレングスを促進する具体的な援助行動を示した実用性のあるケアプログラムの開発である。
令和5年度は、令和3~4年度に実施した研究目標1の学童期にある発達障害をもつ子どもとその家族の家族ストレングスを明らかにするために行った5組の家族のインタビュー内容を分析した結果、5つのカテゴリと20のサブカテゴリが抽出された。家族は、子どもの集団生活への適応を目指しているが周囲から障害特性の理解を得にくいことが課題となっていた。このような課題に、まず家族内で気配りや信頼を育み、協力することで特性と付き合う方策を見出していると考えられた。そして、特性の受け止めは個人によって様々であることを踏まえて、家族は周囲との関係において相手の言い分を受け止めつつ、対話のできる関係をつくり、特性の共通理解を徐々に拡げて、子どもが集団に馴染むことを後押ししていることが示唆された。
そして、研究目標2の看護者が捉える学童期にある発達障害児の家族の家族ストレングスを促進するケアの特定では、研究目標1で得られた知見をもとに、令和4年度に実施した看護職、養護教諭へのインタビュー内容を分析している。また、家族ストレングスの特徴を捉えるために家族ストレングスの概念の構成要素について国内外の文献検討、専門学会の学術集会で情報収集、ディスカッションを行い類似概念と比較検討しつつ、インタビュー調査から得られた家族ストレングスの特定を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

令和2年度から令和5年度まで新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため医療専門職者にインタビューを実施することが困難であった。
研究目標1において学童期にある発達障害をもつ子どもとその家族の家族ストレングスについて得られた知見から、研究目標2において発達障害をもつ子どもとその家族へのケアを実践している看護職者へのインタビュー調査は実施を終え、今年度は、学童期にある発達障害児の家族の家族ストレングスを促進するケアを明確化している。予定していたスケジュールに遅れが生じているため1年間の延長申請を行いケアプログラムの開発を目指している。

今後の研究の推進方策

研究目標2の発達障害をもつ子どもとその家族へのケアの知見をもとに、研究目標3で家族が捉える家族ストレングスが促進されたケアを特定する。当初、個別インタビューを計画していたが、対象者の希望に応じてインタビュー方法を工夫する。つづいて、研究目標4では、看護者と家族の双方から見出されたケアを分析してケアプログラム案を作成する。最終段階として、研究目標5では、ケアプログラム案の実用可能性、有用性について家族看護のエキスパートナースから意見を聴取してケアプログラムの洗練化を図る。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 学童期にある発達障がいをもつ子どもとその家族の家族ストレングス2023

    • 著者名/発表者名
      源田美香
    • 学会等名
      第30回日本家族看護学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi