研究課題/領域番号 |
20K10892
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
草野 淳子 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (70634111)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 在宅療養児 / 超重症児 / 医療的ケア児 / 訪問看護師 / 相談支援専門員 / プログラム開発 / 連携 / 重症児 / 訪問看護 / 研修会 / 社会資源活用 / 専門支援相談員 / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
研究者はこれまでに、A県内の小児の訪問看護の実施率向上を目指して訪問看護師への教育を行ってきた。講習会実施後の調査では、訪問看護師は子どもの健康管理やケアの支援、相談は行えていたが、社会資源やレスパイトの調整は行えていなかった。一方、障害児相談支援事業所には、医療的ケア児へのコーディネーター機能を期待される専門支援相談員が在籍するが、医学的な知識が不十分であった。訪問看護師と専門支援相談員が双方に必要な知識を修得し、連携を強化することで、医療的ケア児が必要なサービスを受けられるようになると考える。本研究の目的は、訪問看護師と専門支援相談員をつなぐ、連携教育プログラムの開発を行うことである。
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研究実績の概要 |
<研究目的>本研究の目的は医療的ケア児を支える訪問看護師と専門支援相談員をつなぐ連携教育プログラムを開発することである。<研究実績>研究者は医療的ケア児への良好な療養環境を整備することを目的に平成27年から令和2年の科学研究費の助成により、訪問看護師への教育プログラムを実施した。介入後の調査結果では訪問看護師は社会資源やレスパイトの調整を行うための知識が不足し、社会資源の活用ができていなかった。そのため、相談支援専門員と連携し、双方の専門性を生かしながら医療的ケア児の療養環境を整える必要があると考えた。令和2年度は①訪問看護ステーションの管理者と訪問看護師への相談支援専門員との連携に関する実態調査、②障害児相談支援事業所の専門支援相談員への訪問看護師との連携に関する実態調査を行った。 調査①【研究目的】A県内における医療的ケア児に関して訪問看護師が行う相談支援専門員との連携と情報共有の認識を明らかにし、訪問看護師と相談支援専門員との連携の可能性を探ることを目的とする。【対象者】A県内の小児の訪問看護師140名【結果】質問紙は140部配布し回収数は43部であった(回収率30.7%)。 調査②【研究目的】A県内における相談支援専門員の訪問看護師との連携の実態及び医療的ケア児に関する知識への自己認識を明らかにすることを目的とする。【対象者】A県内の相談支援専門員249名【結果】質問紙249部を配布し88部回収した(回収率35.3%)。 令和3年度は令和2年度に行った調査のデータ入力を行い、次年度に向けての立案を行った。 令和4年度は①②の調査結果のデータ分析を行い、学会発表に登録した。令和5年度は学会発表を行い、論文化する予定である。その後、訪問看護師と専門支援相談員の連携プログラムを作成し、実施・評価を行う予定である。また、海外講師招聘による講演会を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和3~4年度がCOVID-19禍であったため、訪問看護師と専門支援相談員の連携プログラム介入研究ができなかった。そのため実施には至っていない状況である。 また、令和3年度に行った調査は論文化には至っていない。令和5年度は介入プログラムを実施し、評価を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は学会発表を行い、令和2年度に実施した調査を論文化する予定である。訪問看護師と専門支援相談員の連携プログラムを作成し、実施・評価を行う予定である。また、海外講師招聘による講演会を予定している。
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