研究課題/領域番号 |
20K10894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
大友 光恵 聖徳大学, 看護学部, 講師 (00832320)
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研究分担者 |
鈴木 幸子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 子ども虐待 / 発生予防 / 看護実践 / プログラム開発 / 助産師 / 看護師 / 産科 / 子ども虐待発生予防 / 産科看護職 / 意識化 |
研究開始時の研究の概要 |
子ども虐待発生予防には、周産期からの虐待リスクを有する母親の早期発見と継続支援が重要である。その中で周産期の母親に関わる産科看護職は子ども虐待発生予防の役割を期待されている。しかし、子ども虐待発生予防に向けた看護実践の成果は見えにくく、どのような看護実践が良いかわからないという課題がある。成果を達成するには、プロセスや目標全てを「意識化」することが必要であるとされる。そこで産科看護職を対象に、先行研究で明らかにした子ども虐待発生予防に向けた看護実践の「意識化」を図るプログラムを2段階で検討する。このことから、産科看護職の子ども虐待発生予防に向けた看護実践の質の向上を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、産科病棟に勤務する看護職(看護師、助産師)による子ども虐待を未然に防ぐ看護実践の意識化をはかるプログラムを開発することを目的とした。対象施設は分娩を取り扱っている100床以上の病院であり該当する全国688施設に依頼書を郵送した。研究協力者は産科病棟勤務で妊産婦のケアをしている中堅以上の看護職(助産師、看護師)とし、プログラムのA群(介入群)B群(対照群)どちらに振り分けられても良く、全てに参加できる方に協力を募った。なおA群は講義前半、B群は講義後半として、介入群と対照群のブラインドを行った。その結果、61名の看護職(看護師3名、助産師58名)の同意があった。研究協力者を無作為にA群B群に割り付けした。教育プログラムの講義は新型コロナ感染症の状況を鑑みオンラインとした。講義内容は、子ども虐待の現状や子ども虐待発生予防に向けた看護実践などとし、動画講義(全10本)を作成した。研究協力者の負担を考慮し動画は1本10分程度とした。またオンデマンド講義とし、期間中に自由に視聴できるようにした。両群ともにプログラム実施前にテキストを送付した。また両群ともアンケート(全4回)を実施した。A群のオンデマンド講義は2回に分けて設定し(1回5本×2)それぞれの動画を視聴した後に、オンラインでグループワークを実施した。B群にグループワークは実施せずA群の全てのプログラムが終了した後にオンデマンドで講義を視聴できるようにした。研究協力者の基本データの年齢や経験年数はA群B群に有意な差はなかった。A群はグループワークをしたことでモチベーションがアップしたという結果がでた。プログラム実施1か月後までの分析をEAFONS学会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は、本調査のための研究協力者を募り、介入群と対照群に分け、動画講義とグループワーク、アンケート調査を計画通り実施することができた。しかし分析と成果報告のためのまとめは多忙な勤務状況や諸事情から遅れているため1年延長した。このため概ね計画通りと判断した。
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今後の研究の推進方策 |
今年度中にプログラム開発で得たデータの分析をすすめ、研究論文として完成させる予定である。
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