研究課題/領域番号 |
20K10898
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
池田 真弓 帝京大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (50583001)
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研究分担者 |
神尾 博代 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 助教 (30289970)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 助産師 / 理学療法士 / 産前産後 / 身体症状 / 骨盤底ケア / 尿失禁 / 助産ケア / 腰痛 / 理学療法的視座 / 実践 / 身体ケア / 助産実践 / 骨盤底 / 協働 / 骨盤底筋 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、助産師と理学療法士が協働し、妊娠期から分娩後に継続した骨盤底ケアの指導介入をすることの効果を検証し、尿失禁予防を含めた産前からの骨盤底ケアプログラムを開発することである。 本研究の結果から、口頭やパンフレット配布が一般的である骨盤底筋体操の指導法から、より実践的で効果的な指導法の提供へと実践を変えることに繋がる可能性がある。
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研究成果の概要 |
産前産後の女性の身体症状とニーズについて質問紙とインタビュー調査により明らかにし、理学療法士による個別指導の有用性と、呼吸パターン、骨盤底筋群の収縮力、腹部筋群の活動性の影響について分析した。 理学療法士と協働で作成した介入モデルに従って勉強会を行い、助産師の実践の変化を1年間追跡した。介入前と比較して介入後のすべての時点で知識が有意に増加し、なおかつ実践と知識とに有意な強い正の相関がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠中の症状で多かったのは腰痛と尿もれであり、産後は腰痛・肩こり・手首や手の痛みなどが多く聞かれ、個別指導の有用性が示された。産前産後の女性は「尿もれ対策」「体に負担のかからない姿勢や日常動作の習得」のニーズがあり、身近な助産師からの助言や理学療法士による専門性のある施術を求めていた。本研究成果から、助産師と理学療法士との協働による介入プログラムの有用性が示唆された。今後助産師の現任教育への適用が期待できる。
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