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男性の妊孕性に関するリテラシーと血中ホルモン測定による妊孕力の実態

研究課題

研究課題/領域番号 20K10899
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

山口 典子  新潟医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (90465469)

研究分担者 中村 康香  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (10332941)
吉沢 豊予子  関西国際大学, 保健医療学部, 教授 (80281252)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードテストステロン / 妊孕性 / リテラシー / 男性不妊 / 男性 / 血中ホルモン
研究開始時の研究の概要

1.妊孕性に関するリテラシーについての質問紙を試案し、予備調査を実施
2.質問紙を精練後、子どものいない生殖年齢にある成人男性300名に対し本調査を実施
3.職場健診に来院した男性計100名に対し、血中ホルモンの測定と、妊孕性に関するリテラシー質問紙を用いて調査を実施し、男性の妊孕力の実態を明らかにする。

研究実績の概要

本研究は、本邦における男性の妊孕性リテラシーの実態と、さらに実際の身体的な妊孕力との関連を検証するため、研究代表者らが作成する妊孕性リテラシー尺度を用いて、生殖年齢にある男性の血中ホルモンとの関連を明らかにすることを目的としている。
研究代表者らは、男性不妊患者に行った先行研究におけるインタビューデータの2次分析を行い、さらに国内外における男性の妊孕性リテラシーに関する文献を幅広く精読した後、研究者間で討議を重ね、59項目からなる妊孕性リテラシー尺度試案を作成した。
次に、この尺度試案の信頼性・妥当性の検証を目的とした調査を実施する研究計画書を作成、所属機関の倫理委員会の承認を得た。倫理審査承認後、web調査を実施し、最終的に妊孕性に関する知識については19項目4因子、妊孕性に関するリテラシーについて18項目4因子となり、この尺度の信頼性・妥当性の確保が確認された。この尺度開発については、すでに学会にて発表し、昨年度は、学会誌に投稿を行った。現在、一回目の査読後であり、指摘事項の修正を行っているところである。
この開発した妊孕性リテラシー尺度を用いて、生殖年齢にある男性を対象とした血中ホルモン採取を伴った臨床調査に向けて、所属大学および研究協力施設となる病院の倫理審査の承認に向けた書類の準備、内諾に向けて交渉しているところである。新型コロナウィルス感染症のパンデミックが落ち着き、研究協力施設との交渉もスムーズに進行している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

尺度開発とその検証、学会発表に加え、昨年度は論文投稿と順調に進んでいる。新型コロナウィルス感染拡大に伴い、研究協力施設である臨床との交渉が困難であった時期からも、打ち合わせ交渉も順調に前進していると考える。

今後の研究の推進方策

所属機関および研究協力施設における倫理審査承認、臨床データ収集を予定している。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2021 2020

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 挙児希望のある日本人成人男性における妊孕性知識に関する調査研究2023

    • 著者名/発表者名
      山口典子、中村康香、アンガホッファ司寿子、吉沢豊予子
    • 学会等名
      第68回日本生殖医学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 挙児を希望する女性における生殖に関するセルフケア行動と妊孕性知識及び妊孕性リテラシーとの関係性2023

    • 著者名/発表者名
      金子涼花、中村康香、川尻舞衣子、武石陽子、吉田美香子、吉沢豊予子、山口典子、アンガホッファ司寿子
    • 学会等名
      第64回日本母性衛生学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 将来的に挙児希望する生殖世代の男女を対象とした妊孕性知識・妊孕性リテラシー尺度の信頼性と妥当性の検証および関連要因2021

    • 著者名/発表者名
      中村康香, 谷米望, 山口典子, アンガホッファ司寿子, 武石陽子, 川尻舞衣子, 吉田美香子, 吉沢豊予子
    • 学会等名
      第6回日本生殖医学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 子どもを希望する生殖世代の女性における家族形成およびキャリアプランと妊孕性リテラシーの関連2021

    • 著者名/発表者名
      アンガホッファ司寿子, 中村康香, 山口典子, 武石陽子, 川尻舞衣子, 吉田美香子, 吉沢豊予子
    • 学会等名
      第66回日本生殖医学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] MD-TESE・TESEを受ける無精子症の男性のテストステロンとBMIとの関連性2020

    • 著者名/発表者名
      山口典子、中村康香、武石陽子、川尻舞衣子,跡上富美、吉沢豊予子
    • 学会等名
      第65回日本生殖医学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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