研究課題/領域番号 |
20K10902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
松浦 祐介 産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (90248584)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 婦人科悪性腫瘍 / 就労支援 / 保健師教育 / スマートフォンアプリ / 婦人科がん患者 |
研究開始時の研究の概要 |
就労女性の婦人科悪性腫瘍(がん)治療と就労の両立支援の現状と課題を検証し、将来、産業保健師を目指す学生に対する教育プログラムを作成する。また、患者と産業保健スタッフのための婦人科がん患者就労支援システム(事業モデル)を確立する。 さらに、最近急速に普及がすすむスマートフォンの活用を考え、情報支援ツールとして婦人科がん治療と就労の両立支援に関するスマートフォンアプリを開発し、女性労働者の職場復帰支援への効果を評価する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は就労女性の婦人科悪性腫瘍(がん)治療と就労の両立支援の現状と課題を検証し、将来、産業保健師を目指す学生に対する教育プログラムを作成することである。また、患者と産業保健スタッフのための婦人科がん患者就労支援システム(事業モデル)を確立し、情報支援ツールとして婦人科がん治療と就労の両立支援に関するスマートフォンアプリを開発し、女性労働者の職場復帰支援への効果を評価することである。 3年目・4年目の計画はアプリ導入の意見を調査し、学会発表・論文作成を行い、導入開始後の婦人科がん患者の職場復帰・子宮頸がん検診受診率などを導入前と比較検討を行うことであった。さらにこれらの成果はネット上で公開し、他大学・他企業も参照できるようにし、啓蒙活動にも力を入れる予定であった。 (1)新型コロナウイルス感染が落ち着くまでアンケート調査を見合わせていたため、1年遅れで研究は進行している。産業医科大学倫理委員会の承認の後、日本産業衛生学会産業看護部会に協力をいただき、会員に調査用紙を2021年10月下旬に郵送し、調査用紙を回収した。結果をまとめ、令和5年(2023年)5月に開催された第96回日本産業衛生学会(於 宇都宮市)において発表した。また、令和5年(2023年)7月に開催された第65回日本婦人科腫瘍学会学術講演会(於 松江市)において,教育プログラムC「婦人科腫瘍治療における患者教育の重要性」 - 治療と就労の両立支援を中心に - の内容で発表した。 (2)スマートフォンアプリの開発にはHTML5ハイブリッドアプリ開発環境(iPhone用アプリ開発システムとAndroidスマートフォン用アプリ開発システム)をクラウド上で利用可能にしたMonaca(アシアル社)を用いて素案を作成中である。 (3)また、婦人科悪性腫瘍患者の両立支援についての国内外のエビデンスの集積を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染が落ち着くまでアンケート調査を見合わせていたため、令和5年度は主にデータ分析、学会発表を中心に活動した。よって、スマートフォンアプリの開発はやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
①学会発表した内容を論文化する。 ②学生に対する教育プログラムの構築を行う。また、婦人科がん治療と就労の両立支援プログラムのアプリを作成する。 ③マスコミを通して開発したスマートフォンアプリを公開していく。 ④引き続き、婦人科悪性腫瘍患者の両立支援についての国内外のエビデンスの集積を行っていく。
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