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健常な骨量維持・骨改善に必要な身体活動量の基準値の作成

研究課題

研究課題/領域番号 20K10910
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関青森県立保健大学

研究代表者

李 相潤  青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (30325914)

研究分担者 藤田 智香子  青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (80199330)
橋本 淳一  青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (90448613)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード予防医学 / 骨密度 / 女性 / 身体活動 / 日常生活 / 基準値 / 身体活動量 / 最大骨密度 / 活動強度 / 身体組成
研究開始時の研究の概要

力学的力(メカニカルストレス)は「運動による負荷」と「日常生活における活動による負荷」に大別され、継続的な運動習慣が推奨されている。しかし運動習慣の有無に関わらず健常な骨量を有する人々は大勢存在し、骨への力学的力な負荷方法として日常生活における身体活動が注目されている。
本研究では「最高骨量に達している健常な若年女性」と「健常な中高年女性」を対象に日常生活における身体活動の実施時間と強度が骨に及ぼす影響を検討する。そして健常な最量を有する若年・中高年の対象者の結果より、1日平均の身体活動の特性(時間と強度)を算出し、「健常な骨量維持・骨改善に必要な身体活動量の基準値」を作成する。

研究成果の概要

本研究では女性の健常な骨量維持や骨改善に必要な身体活動量の指標を算出するために、体組成と身体活動強度(PAL)について検討した。対象は最大骨量に達している健常な若い女性で骨指標のOSIを用いて骨密度(BMD)低群とBMD高群に分類した。運動を含む日常生活におけるPALを1週間測定し、METsの分類に応じて8つのレベルで評価した。BMDは体組成や体力と関連性が示唆されたが、身体活動時間には影響されなかった。一方、BMDへのポジティブな効果を得るためには中強度に相当する6METsの活動強度の重要性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨は20歳前後で最大骨量に達し、その後は加齢に伴って減少する。従って将来の健常な骨を維持するためには、最大骨量に達する20歳前後まで高い骨量が求められ、その重要な因子として骨への負荷が挙げられている。さらに女性において加齢に伴う骨量減少や骨の関連疾患は社会的な課題とされ、その解決が求めれている。
そこで、本研究では女性の骨に関する予防医学の知見を求め、運動を含む日常生活における身体活動が中強度以上であることが望ましい結果を得た。我々が示した本研究の結果は、若年女性における最大骨量の獲得や骨維持、改善に求められる運動強度の指標になり得る。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Baseline body composition and physical activity level recommended for optimal bone mineral density in young women.2022

    • 著者名/発表者名
      Sangun Lee, Chikako Fujita, Atsuko Satoh
    • 雑誌名

      WOMEN’S HEALTH REPORTS

      巻: 3 号: 1 ページ: 351-358

    • DOI

      10.1089/whr.2021.0137

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 中年女性における職種の特性が身体活動と骨密度に及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      李相潤、新岡大和、板垣篤典
    • 学会等名
      日本公衆衛生学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 成長期における運動部活動の種目が成体期の身体組成に及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      小松杏衣、板垣篤典、李相潤
    • 学会等名
      日本体力医学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 女子大学生における身体活動がBMIとSMIに及ぼす影響2021

    • 著者名/発表者名
      小松杏衣、李相潤、橋本淳一、藤田智香子、板垣篤典、新岡大和、木村文佳
    • 学会等名
      日本体力医学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 最高骨量年代の若年女性における身体活動量が骨密度に及ぼす影響2021

    • 著者名/発表者名
      李相潤、藤田智香子、橋本淳一、新岡大和、木村文佳、板垣篤典、小松杏衣
    • 学会等名
      日本体力医学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 若年女性における最高骨量に身体組成が及ぼす影響2021

    • 著者名/発表者名
      藤田智香子、李相潤、橋本淳一、木村文佳、新岡大和、小松杏衣、板垣篤典
    • 学会等名
      日本体力医学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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