研究課題/領域番号 |
20K10938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 純真学園大学 (2022) 熊本大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
生田 まちよ 純真学園大学, 看護学科, 教授 (20433013)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アディクション / 関係依存 / 医療的ケア児 / 母子関係 / 母親 / 抱え込み / 母の抱え込み / 介護負担 / 関係性依存 / 家族看護 |
研究開始時の研究の概要 |
医療的ケア児の療育を第三者に委譲できず、他者の支援や社会資源の活用が少ないことで家族や社会との関係性に悪影響をきたしている母親が少なからず存在する。これは医療的ケア児と母親の関係依存による障害が要因ではないかと考えた。このアディクションの視点に立ち、犯行増加面接や共依存チェックリスト等での調査を行い、医療的ケア児と母親の関係性を解明して、療育を抱え込む母親の解き放ちのためのプログラムを開発することである。最終的には、その母親らしく、その医療的ケア児らしく、その家族らしく生活するための関係性造りに少しでも寄与することである。
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研究実績の概要 |
医療的ケア児の母親は、ケアなどを第三者に委譲できず療育をひとりで抱え込むことがあり、多くの介護負担や家族関係への悪影響がある。この抱え込みの一因として、母子はアディクション/依存関係があるのではないかと考え、これまでのアディクションに関する文献レビューを行い、今後の研究への基礎資料とした。 医学中央雑誌Webにて、2021年3月までに掲載された研究論文で、「アディクション」「依存」看護文献・原著論文で検索した。226件が抽出され、その中から解説・特集と総論、抄録、対象がアディクションと異なる論文など165件を削除し61件を分析対象とした。今後の研究の方向性を検討するために、「調査対象のアディクション分類」「研究内容」「使用尺度」「支援方法やプログラム」を分類し分析した。 対象のアディクションは、アルコール依存24件、ニコチン依存4件、薬物依存10件、ギャンブル依存1件、インターネット・携帯電話依存11件、共依存2件、アディクション全般10件であった。調査における使用尺度は、アルコール依存症スクリーニング(CAGE)、宗像らによる情緒支援ネットワーク尺度、バーンアウトスケール日本語版、育児感情尺度、生活の満足に関する尺度等で合計46件が使用されていた。支援の方法やプログラムは、アルコール依存症では併存性障害治療プログラムなど、被介護者高齢者と主介護者では共依存による不適切介護を適切な介入へと導くための介入モデルなど合計12件の介入プログラムがあった。アルコールなどの物質依存の研究が多く尺度や支援プログラムも確立されていたが、関係依存に分類できる医療的ケア児の介護を抱え込む母親の研究はなかった。関係依存はあらゆる依存の底辺にあるといわれている。今後、本結果を参考に関係依存の尺度だけでなく情動やQOL、家族関係などの尺度を検討して、医療的ケア児と母親の関係依存を調査していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19感染拡大下であり、調査対象者のリクルートを行うことが困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、医療的ケア児を対象にしている訪問看護ステーションや医療型児童発達支援・医療型放課後等デイサービス事業所等のコンタクトをとる地域を広げて、調査対象者をリクルートして、調査を行う。
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