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生体肝移植を受けた子どもの心理・社会的フォローアップケアガイドラインの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K10944
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関高知県立大学

研究代表者

田之頭 恵里  高知県立大学, 看護学部, 助教 (90758905)

研究分担者 池添 志乃  高知県立大学, 看護学部, 教授 (20347652)
中野 綾美  高知県立大学, 看護学部, 教授 (90172361)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード生体肝移植 / 小児 / 心理社会的課題 / 心理・社会的課題 / フォローアップ / こども
研究開始時の研究の概要

本研究は、生体肝移植を受けた子どもの心理・社会的フォローアップケアガイドラインの開発を目的とする。医療技術の進歩や新たな薬剤の開発などにより、臓器移植後の長期生存が可能となる中で、小児期に生体肝移植を受けた子どもは、主に移植施設やその関連施設の医師によって身体面を中心としたフォローアップを受けている。しかし、成長発達の途上にある子どもは、身体面だけでなく子ども特有の心理・社会的な側面を含めた包括的な視点で、長期的に支援をしていく必要がある。本ケアガイドラインの開発によって身体的側面だけでなく、心理・社会的な側面を含め包括的なフォローアップを多職種で行うことが可能となる。

研究成果の概要

国内の31文献から、心理・社会的課題として、1.原疾患や治療に伴う制限によって生じる形態的発育や機能的発達に関連した認知機能、情動、社会性の発達につながる課題、2.治療や外来通院、服薬などの療養法を実施・継続していくことの課題、3.原疾患を発症してからの様々な体験のなかで、肝移植を受けた者としての自己を認識していくことに関連する課題、4.子どもが病気を発症してから肝移植を受ける経過のなかで、親やきょうだいとの間で生じる複雑な葛藤を含む家族関係に関する課題、5.肝移植に至る原疾患や肝移植後の病状の変化、それに伴う生活の場やライフステージの変化によって生じる課題を抽出し、支援の方向性を見いだした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、小児期に生体肝移植を受けた子どもは、主に移植実施施設やその関連施設の医師によって身体面を中心としたフォローアップが行われているが、身体面だけでなく子ども特有の心理・社会的な側面を含めた子どもの全体性から子どもの支援を考えるうえで、今回明らかになった①~⑤の課題を活用することができると考える。また、これらの課題をもとに、支援の現状もふまえて長期的で継続的かつ包括的な視点からの長期的なフォローアップシステムの構築に向けた検討につなげることができると考える。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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