研究課題/領域番号 |
20K10969
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
荒川 博美 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (50570131)
|
研究分担者 |
安梅 勅江 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20201907)
秋葉 喜美子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (20835079)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 認知症サポーター / 介護体験学習プログラム / ファシリテイタ― / ファシリテイター / 地域ボランティア / 認知症 / 介護体験プログラム / 介護体験学習 / 活動 |
研究開始時の研究の概要 |
全国で養成された認知症サポーターは2018年に1,000万人を超え、数の上での充足がなされている。しかし、認知症サポーターの地域での実際の活動率は低く、今後は養成されたサポーターが地域で活動することが望まれている。本研究は、認知症サポーターを対象とした介護体験学習プログラムの作成と広域展開を行い、その有用性を検証する。プログラムの運用にあたりファシリテイターの養成を行う。
|
研究実績の概要 |
全国で養成された認知症サポーターは2018年に1,000万人を超え、数の上での充足がなされている。しかし、認知症サポーターの地域での実際の活動率は低く、今後は養成されたサポーターが地域で活動することが望まれている。我々はこれまでに、認知症サポーターの活動実態調査、および活動促進を目的にKolb理論を基にした介護体験学習プログラムを開発し、その有用性を検証した。プログラムを実施した「介入群」では、プログラムを実施しない「対照群」と比較して、活動意欲と活動の向上があるという結果を得た。しかし、プログラム対象施設が1ヶ所であったこと、ファシリテイターが1名であったことからプログラムの一般化に限界があった。そこで本研究は、これまでの研究をさらに発展させ、介護体験学習プログラムの広域展開と有用性の検証を行う。 複数施設において、認知症サポーターを対象にKolb理論に基づいた介護体験学習プログラムを実施し、その効果測定を行う。また、介護体験学習プログラムの質の均等性を確保するため、ファシリテイター用マニュアルの作成を試みる。それにより,プログラムの一般化を図ることが目的である。本研究は、以下の研究1~研究4までの4つの計画を実施する。<研究1>ファシリテイター用のマニュアルを作成する。<研究2>ファシリテイターの教育を行う。<研究3> 介護体験学習プログラムの介入研究を実施する。<研究4>プログラム実施後におけるFocus Group Interview (以下:FGI)を実施する。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
<研究1>ファシリテイター用のマニュアルを作成するための話し合いの場や意見交換会の開催が,covid-19の感染予防対策のため,難し状況が続いていた。 <研究2>マニュアル作成の遅れのため,ファシリテイターの教育へ進まない状況があった。 グループで集まる方法を出来るだけ少なくし, また,遠隔での会議が行われるような方策を検討した。最終的に個別でのインタビュー・意見交換の場を設けて実施した。 <研究3>上記研究1-2について進めてきた。本研究3について実施予定となったが,感染状況が5類に移行後も高齢者施設では感染予防対策のため対面でのプログラム実施が難しい状況が続いていた。したがって遠隔操作でのプログラム実施に至った。Web上での認知症サポーターを協力者として順次認知症高齢者の生活実態について動画を視聴いただくプログラムに一部修正を行った。 <研究4>プログラム実施後におけるFocus Group Interview (以下:FGI)については,個別インタビューに修正して実施した。
|
今後の研究の推進方策 |
これまで,研究1~研究4の軸となる方向性について対応可能な形に修正しながら研究を実施してきた。今後は,収集したデータを基に分析を行うとともに,論文投稿に向けて準備を進めていく。
|