研究課題/領域番号 |
20K10972
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
坂本 美佐子 東邦大学, 看護学部, 講師 (80807280)
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研究分担者 |
岸 恵美子 東邦大学, 看護学部, 教授 (80310217)
望月 由紀子 東邦大学, 看護学部, 准教授 (70440253)
渡辺 昌子 東邦大学, 看護学部, 助教 (90405613)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 閉じこもり / 高齢者 / 地域包括支援センター / 支援困難 / 閉じこもり高齢者 / 地域包括支援センター専門職 / 良好事例 / アセスメントツール |
研究開始時の研究の概要 |
閉じこもりは社会的孤立やフレイルとの関連が深く、死亡リスク等を高める要因であり、適切なアセスメントや支援が必要である。しかし閉じこもりは、複数の要因が複雑に関連しているため、支援困難な閉じこもりについては、介入後も改善が難しい。本研究では、地域包括支援センター専門職による支援困難な閉じこもり高齢者への良好事例等から、効果的な支援を行う為の新たなアセスメントツールを開発する。閉じこもりから要介護状態への悪化防止や死亡リスクの低減、フレイルの予防を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、地域包括支援センターの専門職(保健師等・社会福祉士・主任介護支援専門員)による、支援困難な閉じこもり高齢者の支援のためのアセスメントツールの開発を目的としている。 今年度は、これまでに実施したインタビュー調査で明らかになった、支援困難な閉じこもり高齢者の要因の一つである「生活背景の複雑さ」や、「人間関係の狭小化」に焦点を当てたアセスメントツールについて検討した。「人間関係の狭小化」等に関係する閉じこもりの要因にも着目して、支援困難な閉じこもり高齢者を支援するためのアセスメントツール項目案を作成した。また、閉じこもり予備軍を含む地域高齢者を対象に、パイロットスタディを実施し、32項目のアセスメントツール原案を作成している。フィールド内の高齢者を対象に調査を進めるため、地域包括支援センターや地域高齢者を支援する団体等の協力を得ながら、高齢者の集いの場に参加する地域高齢者を対象に、質問紙調査を行っている。これまでに収集したデータから、集いの場に参加する高齢者の中には、閉じこもり予備軍が一定数含まれていた。現在も、フィールド内の高齢者を対象に、質問紙調査を実施し必要なデータ数の収集に努めている。 最終年度となる本年は、引き続き質問紙調査を継続していく。必要なデータ数を収集するため、新たなフィールドを開拓する必要がある。フィールドの開拓とデータの収集を並行して行い、支援困難な閉じこもり高齢者を支援する際に活用できるアセスメントツールの開発を目指すべく研究を推進する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
欠員による大学内の業務過多、COVID-19の影響を受けた学生の臨地実習等における対応に時間や労力がかかり、研究に充てる時間が限られていた。
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今後の研究の推進方策 |
現在、アセスメントツールの原案を用いた質問紙調査を継続している。今後、必要数のデータを得たのち、分析してアセスメントツールの開発を行う。
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