研究課題/領域番号 |
20K10975
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 大手前大学 (2021-2022) 佛教大学 (2020) |
研究代表者 |
矢野 朋子 大手前大学, 国際看護学部, 講師 (50802477)
|
研究分担者 |
樺山 舞 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50635498)
神出 計 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80393239)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 地域在住高齢者 / 体重減少 / 介護予防 / 予後 / コホート研究 |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢社会を迎えた我が国では、高齢者の良好な食生活・栄養が生活の質や健康寿命の延伸につながることが提言されている。このことから、高齢者が住み慣れた地域で在宅生活を送るためには、栄養状態の良好な維持が重要になる。これまでに地域在住高齢者や要介護状態にある在宅高齢者の体重減少および血清アルブミン低値が入院や死亡に与える影響について十分検討されていない。本研究は、地域在住高齢者や要介護状態にある高齢者を対象に縦断的解析により体重減少ならびに血清アルブミン低値と入院や死亡との関連とその要因を明らかにし、地域で暮らす様々な健康レベルにある高齢者に対して介護予防に貢献するデータ創出が可能となると考える。
|
研究実績の概要 |
本研究は、地域在住高齢者や要介護状態にある在宅医療受療中の高齢者を対象にこれまでに解明されていなかった縦断的解析により体重減少ならびに血清アルブミン低値と入院や死亡との関連とその要因を明らかにすることを目的とし、地域で暮らす様々な健康レベルにある高齢者に対して介護予防に貢献するデータ創出が可能になると考える。令和4年度は、在宅医療受療中高齢者(OHCARE研究)の2年後データを各協力医療機関の協力を得て、情報収集を完了した。また、地域在住高齢者を対象とした健康長寿研究(SONIC研究)の1年後データを収集した。在宅医療受療中高齢者(OHCARE研究)に関する研究は、ベースライン血清アルブミン低値が1年後生命予後悪化と関連していた。また、1年後体重減少が1年後介護度悪化に関連することを明らかにした。この結果は、日本老年医学会学会近畿地方会、26th East Asia Forum of Nursing Scholarsにて発表した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の影響により当初予定していた地域在住高齢者を対象とした健康長寿研究(SONIC研究)が昨年中止されたため今年度1年後データの収集を行った。
|
今後の研究の推進方策 |
2022年度は、在宅医療受療中高齢者(OHCARE研究)の2年後データ解析より体重減少と2年後の死亡、入院、施設入所との関連性と調べる。また、地域在住高齢者(SONIC研究)の2年後データ収集を行う。データ収集後の統計解析にて在宅医療受療中高齢者から比較的健康状態の良い高齢者までと様々な健康レベルにある高齢者の体重減少とその要因を検討する。
|