研究課題/領域番号 |
20K10985
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
石川 麻衣 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (20344971)
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研究分担者 |
佐藤 由美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80235415)
松井 理恵 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (60736263)
風間 順子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (90609637)
時長 美希 高知県立大学, 看護学部, 教授 (00163965)
小澤 若菜 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (90584334)
川本 美香 高知県立大学, 看護学部, 講師 (10633703)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 防災 / 市町村保健師 / 自然災害 / 保健活動 |
研究開始時の研究の概要 |
災害の被害や影響を最小限に抑えるためには、平常時から、地域の災害への対応力、特に 地域住民の防災力を高めておくことが重要である。市町村保健師には、平常時より地域住民 の防災力を高める役割があるが、防災・減災活動を展開するためには、通常の保健活動展開プロセスを基盤とした特有の技術の発揮が求められる。 そこで、本研究では、実践事例の分析、エキスパートパネル、アクションリサーチを通し て、「地域住民の防災力を高めるために、市町村保健師は、どのように市町村の保健活動を企画・実施・評価・改善すればよいか」を明らかにする。そして、地域住民の防災力を高める市町村保健活動展開モデルを構築する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、地域住民の防災力を高めるための、市町村保健師による保健活動の展開方法を明らかにすることである。これをもとに、地域住民の防災力を高める市町村保健活動展開モデルを構築することを目指していた。 COVID-19パンデミックの影響により保健師に対する調査が不可能となったため、文献調査を行い、活動内容の分析を行った。 合わせて、住民の防災力強化に関するアクションリサーチのあり方を検討するため、住民組織を対象とした学生の災害研究の指導プロセスをもとに、課題及び工夫を整理した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保健活動によって在宅療養中の人工呼吸器装着者及び家族が静穏期に高めておくべき防災力として、(1)自宅避難か医療機関への避難かを選択できる状況判断力、(2)定期的に技術や物品の確認・点検を行う継続的準備実施力、(3)ライフラインや生活物品、保健医療福祉サービスそれぞれのニーズを表出し、援助を求め受け入れられる受援力、が挙げられた。 また、防災に関する住民組織へのアクションリサーチ実施に向け、事前の十分な地域アセスメントの必要性、災害対応に関するキーパーソンの把握、取り組みが町内会全体に広まるようにするための周知や成果のフィードバックの工夫が必要であることが示唆された。
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