研究課題/領域番号 |
20K10999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
岩渕 光子 岩手医科大学, 看護学部, 教授 (70322336)
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研究分担者 |
古川 照美 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (60333720)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | クロノタイプ / 幼児 / 親子 / 健康支援 / 睡眠習慣 / 睡眠配慮行動 / 養育行動 |
研究開始時の研究の概要 |
子どものクロノタイプ(生活リズムのタイプ)により,子どもの睡眠や健康への影響が懸念されている.クロノタイプと日常生活が乖離した育児をする養育者は困難な状況が伺え,具体的な支援が模索されている.そこで,子どものクロノタイプが母親の睡眠状態,精神的健康,養育行動に関連するかを明らかにし,さらに睡眠に関する育児不安を自覚する母親に対して,クロノタイプに合わせた健康支援を実施し,活動量計による客観的評価も入れ効果を検討し,親子の良好な睡眠覚醒リズムの確立に示唆を得る.
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研究成果の概要 |
本研究では、幼児のクロノタイプと親の睡眠習慣,睡眠配慮行動に関する調査より、幼児のクロノタイプに着目した健康支援を検討・実施し、意識、行動、睡眠習慣に及ぼす変化を把握した。その結果、親は子どものクロノタイプと親子の睡眠習慣を客観的に理解し、光環境に配慮した行動が継続できたことが示された。親の睡眠に対する意識や行動は前向きに変化し、幼児の寝つきが良くなる可能性が示唆され、今後、健康支援の展開を進めていく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クロノタイプは、リズムの個人差を表し、朝型、夜型といった分類で知られている。幼児のクロノタイプと親の睡眠習慣、睡眠に配慮している行動に関する研究、健康支援に関する研究は不足している。本研究により、子どものクロノタイプに着目して実施した、リズムの前相を目指す支援は、夜更かしの改善につながる可能性があり、就学前の子どもの睡眠への関心を高め、地域への普及活動へつなげる基礎資料となり得ると考える。
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