研究課題/領域番号 |
20K11004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
沢田 淳子 宮城大学, 看護学群, 准教授 (20621444)
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研究分担者 |
中山 綾子 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (50831666)
小野 幸子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (70204237)
萩原 潤 宮城大学, 看護学群, 准教授 (90347203)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 特別養護老人ホーム / 看護管理者 / ケア管理能力 / 教育プログラム / オンライン研修 / 看護職であるケア管理者 / 介入評価研究 / メンタリング学習支援 / 看護ケア管理者 / 特養ケア管理能力教育共用システム:SSC / Web-Based Training / オンラインシステム / 特養ケア管理共有システム:SSC / コロナ禍 / Web Based Training併用 |
研究開始時の研究の概要 |
特別養護老人ホームでは重度化や医療依存度が高い入居者が増加し,組織的ケア実践や高齢者の生活の質向上に大きな影響を与えるケア管理者のあり方が問われている。 しかし,特養看護管理者への研修会が少ないことに加え,看護職の配置数が少なく参加困難など継続教育上の課題が指摘されている。 本研究では,特養の看護職であるケア管理者を対象に「特養における看護職であるケア管理者のケア管理能力自己評価票」を用い,講義形式の学習会に限定せず,Web Based Trainingと対象者の学習活動の維持・促進に向けたメンタリング学習者支援も取り入れ,意欲を維持しながら学習を深められる学習支援方法を開発する
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研究成果の概要 |
特養の看護管理者を対象に、メンタリング学習支援を含むオンラインでの特養ケア管理教育システムを開発しプログラムを展開した。2021年11月から8回の研修を実施しその過程でプロセス評価を行った。また、8カ月間にわたり、参加者は自施設のケアマネジメント課題に取り組み、中間発表と最終発表を実施した。アウトカム評価として、プログラム開始前、途中、終了後にケアマネジメント能力の評価を行い、研修参加者の施設の同僚等にケア管理者のケア管理能力についての調査を実施した。これまでの結果から、各研修プログラムに対する参加者の満足度は高く、学びのアウトプットとして自施設での取り組みが効果的に実施されたと評価できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「特養における看護職であるケア管理者のケア管理能力自己評価票」の7のケア管理能力42項目全体の平均点は研修前後で上昇しており、特に「見取りの体制を整備する能力は」有意な上昇がみられた。また、同僚等への調査では、研修参加前と比較して研修参加者のケア管理能力は全項目で肯定的な回答が多数を占め、全く良くなっていないはみられなかった。これらより、7能力42項目を用いた研修および自己のケア管理課題に取り組む本プログラムはケア管理能力を向上させる方法としての意義を持つ。また、オンラインでの実施は距離や時間を問わないため、より多くの地域の特養ケア管理者を対象とできる点で社会への貢献も大きいと考える。
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