研究課題/領域番号 |
20K11007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 関西福祉大学 |
研究代表者 |
今磯 純子 関西福祉大学, 看護学部, 教授 (00347428)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | グローバル(Global) / 健康(Health) / 社会的側面(Social Aspects) / 環境(Environment) / 地域(Community) / 人(Population) / グローバル (Global) / 健康 (Health) / 地域 (Community) / 環境 (Environment) / ウィズコロナ(During COVID-19) / ポストコロナ (Post-COVID-19) / グローバル / 社会機能 / 地域 / 健康 / 評価項目 / 高齢者 / 地域特性 / 地域ケア / アウトカム評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、地域の特性をふまえ、そこに暮らす人々のQOL(生活・生命の質)向上に繋がる、特に高齢者の社会機能に着目して地域ケアを評価するための項目を作成し、専門職者へその現場での有用性を確認する。そして、何を目指してそこに暮らす人々にとって真に効果的で持続可能な地域ケアのあり方を考えたらよいのかを検討できるよう、3年間(2020年度~2022年度)の予定で取り組む地域基盤の基礎的な研究である。
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研究実績の概要 |
本研究は、グローバルスタンダードで健康長寿社会の実現に向け、地域に暮らす人の健康生活において効果的で持続可能な包括的ケアの方策に対する寄与に繋がることを主眼とし、地域特性をふまえ、地域環境(Community Environment)に着眼した評価項目の開発を目的に取り組む研究計画(2020年度~2022年度)であった。特に、地域特性においては都市部(Urban)と過疎地域(Rural)の地域環境に着眼し、そこに暮らす高齢者の健康生活に影響を与えると考えられる社会的側面(Social Aspects)に関わる項目として37項目が捉えられた。またこの間、COVID-19の長期にわたる影響により地域社会環境も変化したことをも考慮することの必要性が考えられた。そのため、ポスト・コロナ社会(Society During and Post COVID-19)における都市部や過疎地域で暮らす人の健康との関連項目について、先行研究を通し新たに検討し、特に健康知識(Health-related Knowledge)と健康関連行動(Health-related Behavior)の2項目が捉えられた。2023年度は、前年度に取り組んだ結果内容について、国際学会や論文の発表を通し、ポスト・コロナ社会における人の健康に対する地域特性をふまえた地域ケアに関わる検討には、特に健康知識や健康行動に影響を及ぼし得る地域環境をふまえ検討することも必要であることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年頃から生じたCOVID-19の長期にわたる影響状況が主な理由である。特に本研究は、グローバルな観点を主眼とした申請内容でありながらも、3年目の2022年度になっても研究計画に基づく海外渡航を含めた調査ができない状況が続き、現在に至っている。 以上の状況から、遅れていると判断し、報告するに至った。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、本申請研究の延長1年目であった。しかし、COVID-19の影響は残り、本申請研究計画に基づく海外渡航や実際の調査は難しい状況が続いた。そのため、さらに1年の延長申請を行い、2024年度も継続が認められた。 主として先行研究を通しての取り組みとはなっているものの、COVID-19の影響から地域社会の変化はより拍車がかかり、本申請研究計画をふまえた今後の取り組みの見直しも必要であると考えている。そのため、再延長年度である2024年度は、最終年度となるとも予測するため、引き続きグローバルスタンダードの観点を主軸としながら、これまで取り組んできた研究内容を整理統合し、今後の社会変化を鑑み、包括的観点から、地域に暮らす高齢者を含め人の健康との関連で、特に今後、医療職にもより求められるものと予測する社会的な環境側面(Social Environment)からの把握を考慮しながら取り組めるよう検討したいと考えている。
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