研究課題/領域番号 |
20K11007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 関西福祉大学 |
研究代表者 |
今磯 純子 関西福祉大学, 看護学部, 教授 (00347428)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | グローバル (Global) / 健康 (Health) / 地域 (Community) / 環境 (Environment) / ウィズコロナ(During COVID-19) / ポストコロナ (Post-COVID-19) / グローバル / 社会機能 / 地域 / 健康 / 評価項目 / 高齢者 / 地域特性 / 地域ケア / アウトカム評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、地域の特性をふまえ、そこに暮らす人々のQOL(生活・生命の質)向上に繋がる、特に高齢者の社会機能に着目して地域ケアを評価するための項目を作成し、専門職者へその現場での有用性を確認する。そして、何を目指してそこに暮らす人々にとって真に効果的で持続可能な地域ケアのあり方を考えたらよいのかを検討できるよう、3年間(2020年度~2022年度)の予定で取り組む地域基盤の基礎的な研究である。
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研究実績の概要 |
本申請研究に関連し2022年度では、今後のウィズコロナ社会/ポストコロナ社会(during and post-COVID 19 society)において、地域特性をふまえ、人にとって効果的な包括ケアシステムの構築の検討には、2020年度より国内外の地域を問わず生じた新型コロナウィルス感染症(COVID-19)による影響をも考慮することの必要性から取り組んだ。 そこで、この約3年間のCOVID-19パンデミック(COVID-19 pandemic)が、地域環境の違いにより人にどのような健康側面に影響を与えたか、また地域環境の違いによりCOVID-19が人の健康に影響を与えた要因についてどのようなことが明らかにされているか、先行研究より整理した。文献検索データベース(PubMed, MEDLINE, CINAHL)を用いた。検索キーワードは、地域の健康 (community health)、過疎(rural)、都市(urban)、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)とした。文献105件から最終的に決定された文献は3件となった。そして、COVID-19の影響により精神的健康(mental health)において、過疎地域と都市部で格差 (disparity)のある傾向が捉えられた。また、COVID-19による健康関連要因では、人の健康知識(health knowledge)、健康関連行動(health-related behavior)、ライフスタイル(lifestyle)、ソーシャルサポート(social support)が捉えられた。そして、健康知識と健康関連行動では、過疎地域と都市部で格差のある傾向が捉えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年頃からのCOVID-19パンデミックによる影響が主な理由である。グローバルな観点を主眼とする本申請研究において、2022年度が3年目の最終年度であったが、未だ研究計画に基づく調査の実施までには至っていない状況である。 以上の状況から、遅れていると判断し、報告するに至った。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は、本申請研究の最終年度予定であった。しかし、COVID-19パンデミックの影響により、本申請計画に基づく海外渡航や実際の調査は難しい状況であり、1年延長申請をし、2023年度も継続して行えるようにはなった。 そのため、2023年度は、グローバルスタンダードの観点から、2022年度に新たなポストCOVID-19社会を見据え本申請研究に取り組んだ結果内容について、オンラインによる国際学会での発表や本研究関連の国際会議などへの参加、論文投稿を通しての発信を継続しつつ、これまでの研究内容を統合し、今後を検討したいと考えている。
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