研究課題/領域番号 |
20K11018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
原 祥子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90290494)
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研究分担者 |
加藤 真紀 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (70331816)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 介護医療院 / エンドアブライフケア / 排便ケア / エンドオブライフケア / 看取り / ケアモデル |
研究開始時の研究の概要 |
介護医療院での医療・介護の連携による看取りケアの構造を明らかにしたうえで、看取りケアの質を評価する指標を開発するとともに、医療・介護の連携に焦点をあてた教育プログラムを開発することによって、介護医療院における充実した看取りの具現化を目指す。
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研究実績の概要 |
介護医療院での充実した看取りを具現化するためには「快適な排便ケア」が必要不可欠と考え、介護医療院における重度要介護者に対する快適な排便ケアに関連する要因を明らかにすることを目的として、自記式質問紙調査による関連検証研究を行った。 重度要介護高齢者に対する快適な排便ケアの実践は、施設の属性に関する要因、看護師個人の属性に関する要因、組織環境に関する要因、看護師の排便ケアに対する信念、看護師の生活を支える看護の態度、看護師の排便および排便ケアに関する知識の6つの要因から影響を受けると予測し、目的変数を独自に作成した重度要介護高齢者に対する快適な排便ケア実践51項目で構成した。研究対象者は全国の介護医療院570施設の看護師および准看護師とし、60施設の協力を得て、405部の有効回答について解析した。 独自に作成した快適な排便ケア実践51項目について探索的因子分析を行った結果、「疾患や内服薬の副作用にともなう排便の不快を考慮するケア(因子1)」「日常生活上のもてる力を活かすケア(因子2)」「便の生成や移送を援助するケア(因子3)」「腸内環境を整えるケア(因子4)」の4因子が抽出された。 因子1は、要介護4・5の高齢者割合の高さ、排泄ケア勉強会への参加、排便管理の看護計画の立案、排泄に関する助言者の存在、コントロール感得点の高さ、学習雰囲気得点の高さ、生活の視点を取り入れた看護態度と関連していた。因子2は、皮膚排泄ケア看護認定看護師の存在、院内の排泄ケア勉強会への参加、コントロール感得点の高さ、生活の視点を取り入れた看護態度と関連していた。因子3は、排泄ケアチームの存在、看護師経験年数の長さ、コントロール感得点の高さ、学習雰囲気得点の高さ、生活の視点を取り入れた看護態度、排便ケアに関する知識得点の高さと関連していた。因子4は、皮膚排泄ケア看護認定看護師の存在と関連していた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査協力が得られ、統計解析もスムーズに行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
介護医療院に入所している長期療養高齢者の充実した看取りのために、緩和ケアの在り方について検討していく
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