研究課題/領域番号 |
20K11037
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 山陽学園大学 |
研究代表者 |
奥山 真由美 (小田真由美) 山陽学園大学, 看護学部, 教授 (30293294)
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研究分担者 |
目良 宣子 森ノ宮医療大学, 看護学部, 教授 (20511596)
荒木 大治 山陽学園大学, 看護学部, 講師 (60587509)
田中 愛子 山陽学園大学, 看護学部, 助教 (40740650)
河田 恵子 新見公立大学, 健康科学部, 研究員 (20867428)
井田 裕子 山陽学園大学, 看護学部, 講師 (70639129)
塩谷 由加江 山陽学園大学, 看護学部, 助教 (50829322)
村田 幸治 山陽学園大学, 看護学研究科, 教授 (60523561)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 認知症 / 軽度認知障害 / 予防 / 性差 / 高齢者 / フレイル / 老年症候群 / 地域高齢者 / 認知機能 / 健康寿命 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、高齢者の身体・精神・社会的機能に関する3年間の前向きコホート研究を実施する。A市B地区在住の健康な高齢者約300名対象に、身体的・精神的・社会的フレイルに関する健康測定を半年ごとに実施する。そして、認知機能とフレイルをはじめとした老年症候群との関連について、性差の影響を考慮した因子を横断的かつ縦断的に分析し、認知機能低下の新たな早期発見の指標を作成する。
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研究実績の概要 |
今年度は、昨年度に引き続き、地域高齢者を対象とした健康測定を行い、縦断的調査と横断的調査を併用して、認知機能と高齢者の身体・精神・社会的機能の関連について研究を実施した。分析の結果、地域で自立して生活している高齢者は、軽度認知障害(MCI)の者が多くいることが推測された。一般的に予測されている割合よりも大きい割合であった。そのため、地域高齢者において、早期にMCIを発見し、予防につなげる必要性が示唆された。そこで、軽度認知障害(MCI)スクリーニングにおける物忘れ相談プログラム(MSP)と改定長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の有用性について検討を行った。また、認知機能の変化に関する縦断的検討を行い、MCIのスクリーニングツールとしてのTDASの活用可能性についても検討した。さらには、それらの結果と認知機能を測定する既存のスクリーニング尺度の下位項目に着目し、より簡便な軽度認知障害発見のスクリーニング尺度を検討するための基礎的調査も行った。その結果、MCIの疑いの人と健常者では、各スクリーニング尺度の下位尺度の得点に相違があることが示唆された。引き続き、サンプルサイズを拡大し、分析を行う必要性がある。その他、横断的調査により、高齢者の血管年齢と認知機能との関連や視力や聴力などの感覚機能の低下と認知機能の関連などが示唆されたため、引き続き調査を行う予定である。縦断調査、横断調査ともに、認知機能と性差についても関連を認めており、さらなる調査が必要である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
認知機能と性差を検討するうえでは、まずは認知機能の正常群と軽度認知症群の比較を行い、性差を含めた様々な要因について分析する必要がある。コロナ禍もあり、これまでに十分なサンプルサイズの確保が難しかったこともあり、分析などが十分に行うことができなかった。性差を検討するだけの十分なサンプル数を確保することはさらに難しかった。
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今後の研究の推進方策 |
認知機能と身体・精神・社会的帰納との関連について引き続き調査を行っていく。特に、感覚器脳の低下や血管年齢と認知機能との関連を調査し、分析する。また、これまでの研究成果としての、軽度認知障害(MCI)のスクリーニング尺度において、下位尺度に着目し、新たなスクリーニング尺度の検討を行う。それぞれの分析を行う中で、性差についての分析を行い、性差によるスクリーニングの必要性や介入の必要性についても検討する。
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